ペリー率いる黒船が浦賀に来航する前年 嘉永5年創業 風月堂のアイス

今回は仙台市街地から車で1時間ちょっと、石巻市鹿又に来ています。

 

 

のんびりとした雰囲気が漂います。

この町に江戸時代から続く老舗があるということでやってきました。

それがこちら、風月堂です。

 

 

風月堂は嘉永5年(1852年)創業の老舗菓子店。

嘉永5年のこの年、アメリカでは東インド艦隊司令官にペリーが就任し、日本開国へ向けて交渉するよう依頼をする大統領の親書を渡すように指令を受けて11月に出航。

翌年嘉永6年6月に到着し、浦賀に入港しました。

 

 

そのころから営業を続けている風月堂。

当初は和菓子屋として創業しましたが、現在はアイスなどの洋菓子も製造しています。

 

 

遠路はるばる着たのですが、シャッターがしまったまま……。

これは確実にここでは買えなそうですね……、どうしよう。

 

でも困ったときその土地の道の駅に……ということで、ここから車で10分ほどのところにある道の駅へ。

 

老舗が続々導入。ホームページ接客ツール「Hospii」

 

上品の郷です。

 

 

ゆるキャラ、お郷ちゃんです。

ちょっと大きくてこわいですけど……。

 

 

中に入ると地物の農産物をメインに様々なものが並びます。

風月堂はアイスが名物ですからね、アイスコーナーを探していると。

 

 

あった!

 

 

何でしょうね、この品揃え。

マンゴーアイス、伊達の塩アイスくらいはまだ普通っぽく見えますけど、しじみアイス、ほやアイス、ササニシキアイス、三陸うにアイスとは……。

 

ま、まあそれでもこれらはまだ食べ物なのでわかりますけど、真珠アイスとか埋蔵金アイスとか……。

 

実は風月堂、こういった変わり種アイスを作っているお店としても有名なんです。

 

どれにしようかと選んでいましたが、ふと、これって持ち帰りできるのかな?との疑問が。

近くにいたお店の方に「これって車で1時間くらいなんですけど、持って帰る事出来ますか?」と聞くと「ここはドライアイスが無いので1時間持って帰るのはちょっと……」と。

 

ここで食べるしかないみたいですね。

 

 

ということで今回はこちらにしますね。

埋蔵金アイス黄金花咲く伝説。

もうなんだかよくわかりませんけど、アイスなんですよね、多分。

 

 

製造は風月堂です。

 

購入し、車の中で食べることに。

 

 

なんと開けてみるとチョコレートアイス、ビックリ。

食べてみると、濃厚なチョコレート味が何とも言えません。

運転の疲れが癒されます。

 

そして食べすすめてみると……。

 

 

何これ?なんか出てきた。

ホリホリして出してみると、

 

 

金出てきた(笑)

埋蔵金アイスってそういうことだったのですね、チョコアイスを土に見立てて埋蔵金が出てくると。

ちなみにこの金はキャンディーに金箔を貼り付けたもののようで、噛んでみるとガリっと音がして食べることが出来ます。

なかなか面白いなぁ。

 

風月堂のアイス、味はもちろんですけどこんな楽しみがあるなんてなかなか憎いですよね。

次回はまた別の味で楽しもうと思えるアイスでした。

 

風月堂 宮城県石巻市鹿又新田町浦47