南部藩のお殿様が江戸に行く際に立ち寄った旅籠 南部屋の牡蠣

日本三景の一つ、宮城県の松島に来ています。

 

 

本当にきれいですね、海があり、小さな島々が点在しています。

日中もすごくきれいな景色なんですが、夕焼け、朝焼けはものすごくきれいになるそうです。

 

松島の島々を見渡せる場所はいくつかあるんですけど、特におすすめはここ。

 

 

瑞巌寺五大堂からの景色、この五大堂も重要文化財だそうですね。

ちなみに先ほどの松島の島々の写真もこの瑞巌寺五大堂からの眺めです。

 

 

瑞巌寺五大堂へはこの赤い橋を渡って行くのですが

 

 

真ん中スカスカで結構怖いんですよね、渡るの。

 

老舗が続々導入。ホームページ接客ツール「Hospii」

 

小さい子どもならすっぽり入ってしまいそうな感じで。

小さいお子さんと行くときは気を付けてくださいね。

 

で、この瑞巌寺五大堂から通りを挟んで向かいに松島の老舗があります。

 

 

こちら、南部屋です。

 

南部屋は江戸時代に、旅籠として松島に創業しました。

初代当主が南部(岩手)出身でその縁から南部藩のお殿様が江戸に出向く際に立ち寄りました、その際に温かくおもてなしをされて大変喜ばれたそうで、「南部屋」の名を賜ったのだそうです。

 

参勤交代の際にも立ち寄ったのでしょうか、現在の岩手から東京まで徒歩で行くなんて今ではちょっと考えられないですけど、新幹線が通っていたわけではないですので、将軍様に言われれば何日歩いてでも行かなければいけなかったのでしょう。

 

そんな旅の途中に、心温まるおもてなしを受けたのならそれは感激しますよね。

 

この南部屋、江戸時代は旅籠でしたが大正期からうなぎ料理を扱う味処として、現在に至るそうです。

 

中に入ると、結構お客さんが入っています。

 

 

鰻もいいんですけど、今の時期、松島はやっぱり牡蠣なんですよね。

松島は牡蠣どころとしても有名で色々なお店や屋台のようなところでも牡蠣が売られています。

 

今まで松島には何度か来たことがありましたが、冬の時期に来たことはなかったからか牡蠣は食べたことが無いんですよね。

 

メニューを見ると生牡蠣と焼牡蠣がそれぞれ3個1000円です、リーズナブルですね。

どっちにしようか悩みますね……。

ここは……、せっかくなので両方いただくことに。

 

 

まず生牡蠣がきました。

 

 

貝を開けると……、うわあ、おいしそうだ。

 

ポン酢とか一緒に出してくれるのですが、まずは何もつけずにいただきます。

 

 

……ああ、すげー美味い!

体が喜んでますよ、これはマジで美味い。

 

で、生牡蠣に遅れる事10分ほどで焼き牡蠣も到着。

 

 

おお、貫禄があります。

 

 

写真じゃ伝わらないんですけどアツアツです。

 

焼き牡蠣のほうもいただきます。

 

 

うんめー!アツアツですけどやけど覚悟で食べることが出来ます。

焼き牡蠣は噛めば噛むほど味が出てきて、お酒のおつまみだったら最高ですね。

 

生牡蠣はツルっと食べて一瞬で体全体で旨味を感じることが出来て、焼き牡蠣はじわじわと旨味を感じることが出来る、調理の仕方でこんなに味わいが変わるんですね、牡蠣、恐れ入りました。

 

お店の滞在時間15分ほどで、至福の牡蠣タイムが終わってしまいました……、でも大満足です。

 

今回伺った南部屋、牡蠣以外にも名物のうなぎやそのほか、海から近いこともあったり漁港の塩釜もすぐ近くなので、魚介料理が本当にたくさん。

 

次回は牡蠣も食べたいけれども他のも食べてみたいなと思いました。

これでまた一つ松島に来る理由ができたな!

 

 

南部屋 宮城県宮城郡松島町内103