天保7年創業 当時足軽の間で話題になったという仙加苑の足軽まんじゅう

白石城の裏手、白石バイパス沿いに仙加苑という和菓子屋さんがあります。

この仙加苑、創業は天保7年(1836年)の老舗和菓子屋さんです。

天保7年というのは徳川幕府第11代将軍徳川家斉の時代ですね、そんな時代からやっていたなんてすごいですねぇ。

 

この仙加苑の名物は「足軽まんじゅう」。

 

今回もその足軽まんじゅうを目当てにやってきたのですが、足軽まんじゅうという名称の由来は、まだ参勤交代が行われていた時代に江戸へ行く途中、または故郷への帰り道に、この白石城下に入ってきた大名行列で特に足軽が、峠の茶屋でまんじゅうを食べ、その疲れを癒したといい、仲間内でそれが話題となりいつからか、「足軽まんじゅう」と呼ばれるようになったとか。

その足軽まんじゅうは、その当時と変わらない作り方で今も売られているんだそうです。

そんな話を聞いたら食べずにはいられませんよね……。

 

ということで、到着。

 

仙台市街地から車で40分。バイパス沿いなので、すぐに見つけることが出来ました。

観光地のお店だからか、朝8時30分から営業しています。

中では、やはり和菓子を中心に、いろいろなお土産物が置いてあります。

 

いろいろなものを買いたい気持ちもあったのですが、ここは浮気をせずに足軽まんじゅうを。

老舗が続々導入。ホームページ接客ツール「Hospii」

足軽まんじゅう 1個 100円

さすがにこしあんとつぶあんのどちらかを選ぶことはできなかったので、両方買ってしまいました……。

 

早速つぶあんから食べてみることに。

 

う……、うまい!

 

皮がもっちりモチモチしていて、柔らかい。

あんこなので甘いんですけど、ほんのりとしょっぱい感じもします。これ本当に美味しいなぁ。

 

次はこしあん。

こしあんも皮は同様にもっちりモチモチ、美味しい。

この足軽まんじゅうには「黒糖では出せない秘伝の醤油だれ」と書いてあるので、やっぱりただ甘いだけではないんですね、少しのしょっぱさを感じるので甘さが引き立つというか。

 

おまんじゅうですからね、やっぱり子どもに全部取られちゃったんですが、みんなで美味しくいただきました。

 

「つぶあんとこしあん、違いわかる?」

息子「……。」

娘「わかる!おいちい!」

 

仙加苑 白石バイパス本店 宮城県白石市福岡蔵本西町22