日本でエイプリルフールが流行し始めた年 大正5年創業 田中家のうなぎの蒲焼

今回は宮城県第二の都市、石巻市街地から車で20分ほど内陸に向かった場所、石巻市広渕に来ています。

 

 

幹線道路沿いなので車や人の往来も結構あり賑やかな場所ですが、ここに100年以上続く老舗があるんです。

それがこちら、田中家です。

 

 

田中家は大正5年(1916年)創業の老舗。

大正5年は日本で初めてエイプリルフールが流行った年だそうです。

調べてみるとエイプリルフールの起源は全く不明なんだそうですが、その歴史は西暦1500年頃からあるらしく、欧米諸国はもとより中国、インドでもエイプリルフールの文化があるのだそう。

なんだかとっても不思議ですね。

日本では大正時代に輸入(?)されてきたとのことなので、大正5年に日本へ入ってきて流行り始めたということなのでしょう。

 

 

田中家の立派な門構え、暖簾にも「大正5年創業」の文字がありますね。

現在の時間は14時5分前……。

実は田中家、お昼は14時までで本来であれば今から入っても食べられないんでしょうけど、実は電話で注文をしておいたので受け取るだけです。

 

老舗が続々導入。ホームページ接客ツール「Hospii」

 

店内に入ると、もうお昼時はかなり過ぎているため……というかもう閉店の時間ですからね、お客さんは誰もいませんでした。

お店の方に「すいません、持ち帰りでお願いしていた者です」と伝えるとすぐに出してくれて、私がお店を後にすると、暖簾を下げて閉店の札に。

多分、私が来るのを待ってくれていたんですよね、本当にありがとうございます。

 

ということで今回購入してきたのはこちら。

 

 

田中家のうなぎの蒲焼です。

器が使い捨て容器ではなく、プラスチック製でなんだか豪華。

 

 

開けてみると大きな蒲焼が2つ。

タレが別でついているのではなく、容器に少し多めに入ってます。

 

 

ああ~旨そう!

で、例によってうな丼に。

 

 

わあわあ。

食べてみるとうなぎの旨味が口いっぱいに広がります、幸せな味だなぁ。

外側はパリッと炭火で焼いたって味がしますし、でも身は柔らかくてすごく美味しいです。

タレの味も絶妙ですね。

 

 

3歳の娘には小さく切ってミニうな丼に。

とてもうれしそうな顔をしています。

 

 

普段は甘えて「食べさせて~」なんて言うんですけどね、自分からしっかりと食べて完食してくれました。

これで暑い夏も乗り切れるかな?

 

 

田中家 宮城県石巻市広渕寺前一13