日本近代医学の祖 緒方洪庵が生まれた年 文化7年創業 小野寺氷屋のかき氷

今回は仙台市街地から車で45分ほど、宮城県北部の町大崎市古川七日町に来ています。

 

 

ここは古川の旧市街地で様々な商店が立ち並び、100年以上続く老舗も軒を連ねています。

その中の1軒に今回も伺ってきました。

 

それがこちら、小野寺氷屋です。

 

 

小野寺氷屋は、文化7年(1810年)創業の老舗の氷屋。

文化7年は近代日本医学の祖と言われた緒方洪庵が生まれた年。

天然痘の治療に貢献するとともに、大阪に適塾という蘭学の私塾を開き福沢諭吉や大村益次郎などの人材を輩出しました。

 

老舗が続々導入。ホームページ接客ツール「Hospii」

 

そのころからおよそ200年ものあいだ営業をしている小野寺氷屋。

電話番号が時代を感じますね、これいつの時代の電話番号なんだろう?

 

 

実は小野寺氷屋、夏季しか営業をしていない期間限定のお店。

以前、古川の七日町に来た時にはまだ営業していなかったんですよね、今回はちゃんとタイミングを見計らって訪問してきました。

 

店内に入ると、ご主人がお店番をしています。

 

 

メニューを見るとかき氷は200円~400円というリーズナブルさ。

今時、お祭りの出店のほうがもっと金額しますよね、なんて良心的なお店なんだろうか。

 

どれにしようか迷いましたけど、今回はイチゴミルクに。

注文すると、奥のほうでご主人がガリガリと氷を削っています。

見ていると、最初は手前の機械で、そのあとは奥の機械で、と2回に分けているんですよね。

しかも削る音も若干違う……テクニックでしょうか。

 

ほどなくして「おまちどうさま」とかき氷が運ばれてきました。

 

 

わー美味しそう、ってか結構大きい。

金額が金額なので、あまり大きなものを期待していなかったのですがかなり大きいですよ。

 

早速一口……。

うまい!

なんて言うんだろう、ガリガリ氷といちごシロップ&ミルクの感じ。

外を歩いていて暑かった体を急激に冷やしてくれます。

 

 

さらに食べ進めると、中はふわふわの氷。

2種類の機械を使っている理由はこれだったのですね、食感が変わってなんだかお得な気分。

 

こんなに夢中にかき氷を食べるなんてホント子どものころ以来。

我が家には小さい子どもたちがいるので、夏になれば家でかき氷を作ってあげたりしますけど家で作るかき氷とは全然別ものなのにはビックリです。

 

最後、残り少なくなってもふわふわ氷が解けずに残っているんですよね。

家で作ったかき氷って、最後はシロップジュースみたいになるじゃないですか、それが小野寺氷屋のかき氷はふわふわ氷がシャーベット状で残っているんです。

最後まで大満足でした。

 

私が伺ったのはお昼前の時間帯で、かき氷食べたら昼飯にするか~なんて考えていましたけど、かき氷でかなりの満足感を得ることが出来たのでお昼ご飯は今日は無しですね。

意外とダイエットにも良かったりして(笑)

 

次回は子どもも連れて、夏のうちに行きたいと思います。

 

 

小野寺氷屋 宮城県大崎市古川七日町10-5