明治2年創業 当時の味を守り続ける沼田豆腐店の豆腐

仙台市地下鉄南北線の長町一丁目駅から徒歩すぐの場所にある老舗の豆腐屋さん。

 

 

創業が明治2年という老舗のお豆腐屋さん、沼田豆腐店です。

 

通り沿いですがそんなに主張することもなく、ひっそりと佇んでいます。

長町は奥州街道沿いにあるため、昔から宿場町として栄えていたのだそうです。

なので、100年以上続く沼田豆腐店のようなお店も数軒残っています。

 

お店の中に入ってみると奥は作業場でしょうか。

手前にお豆腐やがんも、あぶらあげなどが並んだショーケースがありました。

沼田豆腐店の豆腐は、もちろんここで作っている手作り。

その豆腐を目当てにここまで来たわけですが、ショーケースの中を見ると、木綿豆腐、絹ごし豆腐が一つずつしか残っていません……。

まだ午前中だというのに売れているんだなぁ、危ないところだった……と思い、呼び鈴を押してお店の方を呼び、「お豆腐ください!」と伝えると、レジ横の冷蔵庫の中から豆腐を取り出します。

その冷蔵庫の中には、まだまだたくさんのお豆腐たちが……。

(ああ、ショーケースに並んでいるのは見本だったか)なんてことを考えながらお会計をしてもらいました。

 

と、いうことで今回買ってきたお豆腐がこちら

老舗が続々導入。ホームページ接客ツール「Hospii」

木綿豆腐、絹ごし豆腐 1個140円

 

なんとなくおしゃれなパッケージが目をひきますね。

 

お豆腐のサイズはスーパーなどで並んでいるお豆腐よりもひとまわり大きいサイズ、値段だけ見ると高いように感じるかもしれませんが、お豆腐屋さんの豆腐って基本的にちょっと大きいんですよね、家族4人で食べるのにはちょうどいいサイズでもあります。

 

まず木綿豆腐は肉豆腐に。

美味そう……。

 

絹ごし豆腐はやっぱりお味噌汁ですかね。

味噌汁の味噌は安政元年創業の佐々重の味噌です、またまた老舗コラボですね。

 

肉豆腐のほうは、肉豆腐自体の味が濃いのに、豆腐を食べると大豆の味がすごくします。

子どももたくさん食べてくれます。

 

お味噌汁も、やっぱりお豆腐が一番だな!と実感できる味。

ツルツルの食感で気持ちいい絹ごし豆腐です。

 

佐々重の味噌は一般家庭でもよく使われる味噌ですからね、多分ですが今日の私のように沼田豆腐店の豆腐と佐々重の味噌を使った味噌汁を飲んだ明治時代の人がいたのかと思うと、ちょっと胸が熱くなりますね。

 

沼田豆腐店 宮城県仙台市太白区長町1-6-12