大正4年創業の老舗八百屋 マルカ 白石温麺

秋保温泉にある1184年創業の旅館佐勘や1630年代に開業したというホテルニュー水戸屋、さらに1625年創業の岩沼屋ホテルなど老舗旅館に囲まれた秋保温泉のメインストリートに「有限会社マルカ」という八百屋さんがあります。

こちらがマルカさん。

こちらもまた設立が大正4年(1915年)という老舗の八百屋さんなのです。

老舗が続々導入。ホームページ接客ツール「Hospii」

横からもかなり雰囲気がありますね。

中に入ってみるともう営業はスタートしていたみたいですが、朝早かったためまだ準備の真っ最中のようでした。

仙台には「仙台曲がりねぎ」や「仙台雪菜」、「仙台芭蕉菜」、「仙台長ナス」、「仙台白菜」などご当地野菜が数多くあり、他の地域ではあまり見かけないような野菜でも、市内のスーパーには普通に並べられていることがあります。

せっかくなので、老舗八百屋さんで仙台野菜を買ってみようと、このお店を訪れました。

中に入り、忙しそうにしている店員さんに「仙台でしか食べられない野菜とかありますか?」と聞くと、車が市場から戻ってくるのが11時くらいだからそれまではあまり野菜の数もないとのこと。

並べられている野菜や果物を見てみると、あまり珍しいものもなかったのでどうしたものかと考えた挙句、これはどうですか?と。

「これなら仙台以外ではあまりないかも」と勧められたので、その商品を購入してみることにしました。

こちら

白石温麺 130円

あれ?白石って山形だっけ?と思いましたが、パッケージの裏を見てみると

「宮城県白石市」との文字が。ああよかった。

ちなみに製造者のところに「株式会社松田製粉」とありますが、こちらの会社は明治25年(1892年)創業だそう。

老舗の八百屋で老舗の麺を手に入れてしまいました。

白石温麺とはそうめんにすごく似ているのですが、そうめんは乾燥を防ぐために表面に油を塗るのに対し、温麺は油を塗っていないのだそう。

長さはそうめんの3分の1くらいで売られています。

茹でてつけ汁につけて食べるようなので、今夜は鍋にします。

茹でた温麺を用意しておき、鍋スタート。

締めではなく、序盤から温麺を食べてみましたが、すごくサラリとしていて食べやすく、とてもやさしい味がしますね。

そうめんと比べると少しだけ太く、食感も麺っぽい感じがします。そうめんをややうどん寄りにしたといった感じ。

油を使っていないので、胃腸の弱い人にもいいみたいです。

子どもも麺は大好きですからね、白石温麺もパクパク。

白石温麺ですが、これも実は仙台市内のスーパーで普通に売られています。今まであまり食べたことなかったけど、鍋はもちろん何か軽く食べたいときやみそ汁の具とかにもいいかもしれませんね。

また買ってみよう。

有限会社マルカ 宮城県仙台市太白区秋保町湯元字薬師26