銘菓 ひよ子が誕生した年 大正元年創業庄司とうふ店の絹豆腐

今回は仙台市街地から車で10分ほどの場所にある地下鉄連坊駅近くにやってきました。

 

 

連坊小道から一本入ったところに1軒の老舗があるんです。

 

こちら庄司とうふ店です。

 

 

庄司とうふ店は大正元年創業の老舗のとうふ店。

大正元年は東京土産の定番として、昔から人気の銘菓ひよ子が誕生した年です。

 

東京のお土産と言ったら「ひよ子」と思う方も多いと思いますが、実はひよ子は東京のお菓子ではなく、福岡県飯塚市の吉野堂という和菓子屋のお菓子です。

1964年の東京オリンピックの際に東京へ進出、東京駅や羽田空港などに置かれるようになりそれ以降東京土産と定着したのだそうです。

 

現在でも会社は福岡にありますが、東京にもグループ会社がありますが商品ラインナップは若干違うみたいです。

 

 

そんな大正元年に創業した庄司とうふ店。

 

早速店内に入ると、入ってすぐのところに豆腐が入っている槽があり、昔ながらのお豆腐屋さんでした。

中から女将さんが「何が欲しいの?」と聞いてきたので「一番美味しいとうふ下さい!」と言うと、「じゃあこれだな」と出してくれたのは国産原料100%の絹豆腐。

「温かいもので食べるよりも冷ややっこが美味しいよ」と教えてくれました。

 

老舗が続々導入。ホームページ接客ツール「Hospii」

 

さらに「おから持ってくかい?」

「あ、ホントですか?ありがとうございます、いただきます」と答えると「何に使うの?作れるのかい?(笑)」と。

「ええと、卯の花とか……」と返事をすると、「じゃあ、出来上がってるやつ持っていきなよ」。

 

何と大きな冷蔵庫から大きな鍋を取り出し、女将さんが作ったのか卯の花を容器一杯に入れてくれて「今日来た人はラッキーだね」なんて言って卯の花をたくさんくれました。

 

お豆腐屋さんに行くとおからをもらえたりしますが、卯の花をもらったのは初めてでした。

 

なんだか元気でチャキチャキした女将さんでしたが、こういうやり取りも昔から続いているのかな~と思うといいですよね。

時代が変わってもこういう部分は変わってほしくないものです。

 

ということで今回購入してきたのがこちら。

 

 

絹豆腐。

そして……。

 

 

いただいた卯の花。

豆腐はそのまま冷ややっこで。

 

 

何もしないのが贅沢って感じです。

我が家では豆腐はみんな好きなので、子どもももちろんたくさん食べてくれます。

 

 

ちゃんとポーズまで取ってくれたり(笑)

 

 

娘のほうはカメラを向けられていることに気が付いていないみたいで……バクバク;食べていました。

 

 

ご飯にはいただいた卯の花も。

ほんのりと優しいお出汁の味で、本当に美味しい。

お豆腐屋さんの卯の花ですからね、プロが作ったプロの卯の花ですので美味しくないわけがありませんよね。

 

100年以上続く昔ながらのお豆腐屋さん、お豆腐の味はさることながら買いに行ったときのやり取りとかも懐かしい気分になれる素敵なお店でした。

 

庄司とうふ店 城県仙台市若林区東八番丁177