大政奉還直前の慶応元年から続く老舗鮮魚店 岩沼屋の鮮魚

仙台には南北線、東西線と地下鉄が2路線走っています。

文字通り仙台駅を中心に南北に、東西に走っている2路線ですが、この南北線で仙台駅から南に一つ目の駅である五橋駅近くに老舗鮮魚店、岩沼屋があります。

東北大学の裏側です。

この岩沼屋、創業が慶応元年(1865年)の老舗鮮魚店。

慶応3年が大政奉還ですので、まさに激動の時代に創業したんですね。

 

中に入ってみると、まだ午前中の早い時間だったためか、まだあまりお魚は並んでおらず……。

でも大将が「まだ出てないけどなんでも出すから言って!」と。

言って!と言われても……、と思いましたが店先に「カツオ」の文字があったので、「カツオありますか?」と聞くと、「あるよ!刺身にする?タタキにする?」と聞かれたので、「じゃあお刺身で」と。

大きな業務用の冷蔵庫からカツオを出すと、手際よく目の前で切ってもらえ、パパっと盛り付けまですぐにしてくれました。

老舗が続々導入。ホームページ接客ツール「Hospii」

横に置いてあるシャコにも「このシャコは茹でてあるからそのまま食べられるよ!」とすすめられ、さらに奥の冷蔵庫から様々な惣菜を出してきて「いろいろあるよーーー!」と。

結局、カツオの刺身とシャコを購入し帰ってきました。

 

う、うまそう……。

岩沼屋は鮮魚店ですからね、鮮魚自体昔から変わりはないでしょうから、今から食べるものは慶応元年、大政奉還前夜ともいうべき時代に食べられていたものと同じということにもなります。……なるか?

では、まずカツオから。

うまぁ……。

これは美味い。

たまにスーパーとかで刺身を買ってきておつまみにしたりしますけど、そういうお刺身とは味が違いますね。

味が濃いというか、脂がノリノリというか。

なんでこんなに違いがあるのでしょうか……?

次はシャコ。

私、実はシャコってあんまり食べた記憶がないんですよね、もしかしたらお寿司屋さんとかで食べたことあるのかもしれませんけどちょっと記憶にない。

おお。

美味しいですね、うまいうまい。

歯ごたえのある食感で本当に美味しい、カニみたい……と言ったら怒られるでしょうか?(笑)

ビールがすすみまくりますねぇ。

 

100年以上続く老舗鮮魚店、多分目利きが良いということなんでしょうか、いつもと違った美味しいお刺身を自宅で堪能することが出来ました。

ごちそうさまでした!

 

 

岩沼屋 宮城県仙台市青葉区五橋2丁目6-8