今回も大雪の鳴子温泉から。

 

鳴子温泉駅から徒歩2分ほどの場所にある老舗にやってきました。

 

 

こちら狩野食品です。

狩野食品は明治15年（1882年）創業の老舗です。

明治15年は、その年の6月に日本銀行条例が施行され、10月に日本銀行が開業しました。

唯一の発券銀行として現在もその役割を担っている日本銀行ですが、明治15年に日本銀行が出来る前は政府が発行する政府紙幣が、そのもっと前の江戸時代は藩や幕府がお金を発行していたのだそうです。

明治15年に日本銀行が誕生したことで、それまでの政府紙幣は流通が停止され使用禁止になり今に至ります。

 

 

そんな長い歴史を持つ狩野食品。

食品の加工、製造、販売をおこなっている会社ですが、鳴子の名物でもあるしそ巻きくるみ揚げも販売しています。

 

店内に入ると、旦那さんが出てきてくれていろいろと商品を紹介してくれました。

 

 

こけしが複数飾られていますが、鳴子ではこれはあたり前の光景、冗談ではなくこれくらいだと逆に少ないくらいです。

 

ご主人が「しそ巻きくるみ揚げ試食してみる？」と。

食べてみると濃厚な味で本当に美味しいんですよね。

 

このしそ巻きくるみ揚げを目当てに来たんですけど、他の商品を紹介してもらううちに色々と欲しくなってきてしまいました（笑）

 

でも、今回は浮気せずにこちら。

 

 

しそ巻きくるみ揚げです。

 

 

手作りなんですね、ここにもこけしがありました。

封を開けてみるとこんな感じに。

 

 

しそ巻きくるみ揚げとは、仙台味噌、くるみ、砂糖、南蛮を火にかけて練って寝かせたものをしその葉っぱに包んで揚げたものです。

冷蔵庫の中に入れてしまうと固くなってしまうので常温保存で……とのこと。ひと月くらいは持つそうです。

 

 

これね、おつまみにもいいんですけどやっぱりあったかいご飯のお供として食べるのが最高なんだとか。

朝ごはんの時に、白米と一緒に食べてみるとたしかにご飯が進みまくります。

 

子どもにも食べさせてみると……。

 

 

ちょっと朝なんでぼーっとしてましたけど……。

 

 

両手に鷲づかみしてパクリと。

子どもの口には合わなかったのか、一口しか食べませんでしたけどね（笑）

味が濃厚で味噌やくるみの風味が強いのでやっぱり大人向けなのかもしれませんね。

 

お茶漬けに入れても美味しいかもなぁ……、次はやってみよう。

 

 

狩野食品　宮城県大崎市鳴子温泉湯元24