仙台市街地から車で50分、宮城県古川市にやってきました。
東北自動車道古川IC降りて10分ほど走ったところに1軒の老舗があります。
それがこちら、ヨネキ十字堂です。
ヨネキ十字堂は弘化元年(1844年)創業の老舗。
弘化元年は江戸城の本丸が火災により焼失した年。
江戸城は何度か火災が発生し本丸が炎上したのもこの時だけではありませんが、立て続けに火災が起こったことで災異のため「弘化」に改元されたとも言われています。
看板が威風堂々としていていいですよね。
幹線道路沿いにこれでもか!と目立ちます。
ヨネキ十字堂は薬局なのですが、外には100円ショップの看板も付いていますね、2階建てにも見えないし、中で分かれているのかな?と店内に入ると……。
入って右半分が薬局、左半分が100円ショップとたしかに分かれてはいるのですが、分かれているとは言っても壁などの仕切りはなく陳列棚の中の商品が左右で分かれているだけ。
レジも同じっぽいし……。
でも薬局も100円ショップも、陳列棚を見ただけでどっちがどっちなのかわかるって、すごく優秀な気がしますよね。
もう私たちの中に刷り込まれているのでしょうね。

何だろうこれ……歴史を感じる看板ですよね。
さらにこちらも。
我が家の庭に欲しいのですがこれは売り物じゃないですよね?
何を買おうかと店内をぐるりと見て回ります。
さすがに100円ショップ側ではまずいだろうと思い、薬局側で何か素敵な商品を探すことに。
以前は薬局で二日酔いに効くドリンクだったり精力剤など買っていましたが、今回は薬局っぽくないけれども古川っぽい”あるもの”を見つけたので購入してきました。
それがこちら。
パパ好みです。
パパ好みは古川にある松倉というお菓子メーカーの商品で、古川の名物でもあります。

古川を車で走っていると、こんな看板が至る所に出てきて初めて見る人は「パパ好みってなんだ?」となります。
で、古川のお土産物屋さんなどに置いてあるパパ好みを見つけると「これかー」となるのです。
私もパパ好みは何度か見かけましたけど買うのは初めてです。
「パパ好みの歌」なるものまであります。
なんだかすごいですよね、やり切っている感が出ています。
とにかくネーミングがいいですよね、語呂や語感もいいし。
ママも喜ぶパパ好み。どっちなんだいと。
どっちもなんでしょうね。
食べてみると、もう解説をするまでもなくパパ好みですよ、もうそのまんま。
ビール飲みながらいろんな種類のおつまみを多くもなく少なくもない適量で食べることが出来る、まさにパパ好み。
もう我が家の娘なんか、食べてもいいよと一言も言っていないのに無言で食べ始めます、しかもかなり真剣なまなざしで。
最近親に断りもなく食べるんですよね。
なんでしょうね、それにしても本当に美味しそうに食べるから許しちゃうんですけど。
今回伺ったヨネキ十字堂、100円ショップ併設でカフェはすぐ隣にあるし古川名物まで置いてあり、もちろんたくさんの薬や化粧品、さらに健康相談も出来るというスペシャルな薬局でした、また必ず寄りますね。
ヨネキ十字堂 宮城県大崎市古川大宮1-1-31