さて、今回は仙台市街地から車で北へ。
見渡す限り広がる田んぼ。
ちょうど収穫の時期です。
仙台市街地から2時間ちょっと車で走ったところ、宮城県北部の港町気仙沼にやってきました。
気仙沼は古くから港町として栄えた町なので、まだまだ100年以上続く老舗がたくさん残っているんです。
今回はそのうちの1軒にお邪魔しました。
それがこちら、小野信米店です。
小野信米店の創業は明治25年(1892年)。
明治25年は第5代目の内閣総理大臣として、第2次伊藤博文内閣が発足した年。
第2次伊藤内閣ではイギリスとの不平等条約を解消し日英通商航海条約を締結するなど、第1次伊藤内閣で果たせなかった政策を実現させるなど多くの成果を挙げました。
小野信米店の創業も明治25年、歴史のあるお米屋さんです。
歴史はありますが町のお米屋さんという雰囲気、とても気仙沼の町の雰囲気に溶け込んでいます。
店内に入ると、お米屋さんですからねお米がたくさん並びます。
ちょっと期待はしていたのですが……あるかな?今年の新米。
おお?値札に「元年度100%新米」の文字が!
念のためご主人に「これ新米ですよね?」と聞くと「新米だよ(笑)」と。
やったー!
ということで、令和元年の新米を購入してきました。
宮城県産ひとめぼれの新米です。
実は3歳の娘は白米が大好き。
栗ご飯はよく食べていましたが、基本的に一番好きなご飯を聞くと「白いご飯」と答えます。
「新米だよ」というと、嬉しさのあまり5キロのお米を担ぎだしました。
やっぱり新米ですからね、まずは白飯で食べましょう、ということでお米を研ぎます。
粒がしっかりしています、研ぐときの触感というか質感がやや違いますね、新米という先入観があるのは否めませんけど。
きちんとお米を研いで、炊飯器で炊いて……。
わあ、美味しそう!ツヤツヤです。
食べてみると、ふっくらとしていて甘みもあって新米万歳!って感じですね。
本当に美味しい。
新米だと意識して食べるとお米の味がしっかりしていて、おかずなしでも全然いけちゃいます。
娘も大きなお口でたくさん食べてくれました。
「今日は新米だよ、いつもと違う?」と聞くと「う~ん、わかんない(笑)」と答えていましたけど、いつもと食べっぷりが違いましたからね、美味しかったのだと思います。
小野信米店 宮城県気仙沼市新町1-3