伊達藩御用鋳物師を受け継ぐ 寛文年間創業 江雲堂の松笠風鈴

今回は仙台市街地から車で1時間ちょっと。

宮城県北部の町、登米町に来ています。

 

 

登米の市街地から少しだけ裏路地に入ったところに長い歴史を誇る老舗があります。

それがこちら、江雲堂です。

 

 

江雲堂の創業は寛文元年(1661年)。

鋳物師として元亀2年(1572年)に伊達藩の申出で登米の地に来て、その後天明元年(1781年)に伊達藩御用鋳物師として家業を継いできたのだとか。

 

 

この看板、「松笠風鈴」と書いてあります。

江雲堂は安永年間(1772年~1778年)に作った風鈴である松笠風鈴で有名な老舗。

松笠風鈴は宮城県知事指定伝統的工芸品にもなっていて、数々の展覧会や博覧会などで受賞されている品なんだとか。

 

 

でもちょっといた感じやっていなさそう。

近くの登米のお土産物屋さんとかを覗いても置いていなくて、お店の人に聞くと今は栃木のほうに行かれているとかなんとか……。

一応こちらは宮城のお店らしいのですが……困った……。

 

でいろいろと調べてみるとウェブサイトから注文が出来るみたいなので、直接連絡をすることに。

するとすぐにメールで返信が来ました。

鋳造が天候に左右されやすいらしく、作るけれども数が出来るかどうかわからないとのこと。

少し時間がかかりますけれども……とお返事をいただきました。

 

なんでも松笠風鈴は一子相伝、代々製法を受け継いでいたものらしく工房には部外者は入れないんだそう。

昔からの製法を守り続けているため、天候に左右されたりするのだと思います。

 

待っても構わないので出来たらご連絡いただけますでしょうか、と返信し待つことにしました。

 

そして最初のメールから半年以上が経ち……。

「出来ました」とのご連絡をいただいたので購入する旨伝えると、すぐに郵送で送ってくださいました。

 

それがこちらです。

 

 

いいですね~。箱からして雰囲気があります。

 

 

おお!

開けますよ?

 

 

厳重に梱包されています。

 

 

こちらが松笠風鈴。

武骨な見た目、松笠風鈴は砂鉄と銑鉄で作られているのだそうです。

 

 

音を鳴らしてみると……

「リーン」。

すげー音!こんなに澄んだリーンはなかなか聞けませんよ。

チリーンじゃなくてリーンって感じです。

 

これはすごいなぁ、ちょっとこれ聞いてみて下さいよ↓

 

澄んだ音ってこういう音なんですね。

 

 

待った甲斐がありましたね。

我が家の今年の夏は松笠風鈴があるので少し涼やかになりそうです。

 

江雲堂 宮城県登米市登米町寺池金谷17-1