仙台市街地から車で4、50分ほどの距離にある黒川郡大和町。
「大和町」はやまとちょう、やまとまちではなく、「たいわちょう」と読みます。
この大和町には昔、奥州街道と出羽街道の宿場町、吉岡宿がありましたが、宿場は次第に困窮していきました。
吉岡宿を立て直したい!と考えた9名の篤志家が、現在の金額でおよそ3億円を集めてきて、そのお金を仙台藩に貸し出し、利息を得て吉岡宿の窮地を救ったそうです。
これは「国恩記」というものに記されている実話で、2016年には主演阿部サダヲさんで「殿、利息でござる!」という名で映画化もされ一躍有名になったそう。
「国恩記」よりも「殿、利息でござる!」のほうがピンとくる方が多いかもしれませんね。
その映画の中で、阿部サダヲさんが演じたのが造り酒屋の穀田屋十三郎。
そして穀田屋十三郎の子孫の方々がこの大和町でまだ酒屋さんをやっているということなので伺ってみました。
こちらが酒の穀田屋です。
酒の穀田屋の歴史は400余年とのこと。
中に入ってみると、酒屋さんなのでお酒がたくさん置いてあるのですが、「殿、利息でござる!」の写真やグッズも多数置いてあります。
映画を見て訪れる方も多いのだと思います。
若旦那とおかみさんが対応してくれましたが、自社のブランドでもある「純米酒 七ツ森の四季」や大和町で新設された「了美ヴァンヤード&ワイナリー」というワイナリーで出来たワインなどをお勧めいただいて、結局こちらを購入してきました。
シードル
日本酒も飲めることは飲めますが、もう少し飲みやすい感じで……、と思っていたのでちょうどよかったです。
アルコール度数は7%。
シードルですからね、きちんと冷蔵庫で冷やして、あたりが少しだけ暗くなるのを待ち……。
グラスに入れてみたいと思います。
ああ、きれい。
これはきれいですね、こんなおしゃれな飲み物が我が家に来るとは!
ということで早速いただきます。(全然暗くなってないですけど)
あーーーー、美味しい!
りんごの酸味と炭酸ですごくすっきりしていて飲みやすいです。
個人的には甘すぎないので結構好きですね。
これは結構グイグイいっちゃいそうだなぁ……、気を付けなければ。
今回もとても素敵なお酒に出会うことが出来ました。今度はワイナリーのほうにも行ってみようかな。
このシードルを買った酒の穀田屋で実はこのお猪口ももらっちゃったんですよね。
使い勝手の良さそうなお猪口、これで日本酒もいいかもなぁ。
酒の穀田屋 宮城県黒川郡大和町吉岡上町42