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散髪脱刀令の年に創業した佐々木酒造店のクールボジヤメロンワイン

仙台市街地から南、仙台空港よりやや北、宮城県名取市に「閖上」という地区があります。

 

宮城県に住んでいなくても、東日本大震災の時に甚大な被害を受けた地域として、その名前を聞いたことがある方は多いと思います。

震災から数年経ち、道路や宅地も整備され新しい街が出来つつありますが、まだまだ復興途中という感じにも見えます。

 

その閖上地区からやや内陸にいったところに、「閖上さいかい市場」という場所があります。

この閖上さいかい市場は震災で被災されたお店が、その事業を”再開”するため、また地域の人々と”再会”するために作られた仮店舗の商店街です。

 

いろいろなお店が仮店舗として営業しています、結構おいしそうなお魚屋さんとかあったりして歩いているだけでもなかなか楽しい場所です。

 

そして閖上さいかい市場内に、140年以上の歴史を持つ老舗があります。

こちら、佐々木酒造店です。

 

佐々木酒造店は明治4年(1871年)創業。

 

明治4年は散髪脱刀令が出された年。

散髪脱刀令とは、髪型を自由にしてもいいよ、華族、士族が刀を差さなくていいよ、という令だそうで、髷を禁止にするというようなものではなかったんだそうです。

現にそれ以降も髷を結っている人がいたそうですが、特に罰せられていませんでした。

 

髷というと本当に大昔のように感じられますが、140~50年前までは普通の髪型だったんですよね、なんか不思議ですね。

 

そんな時期に創業した佐々木酒造店も東日本大震災で酒蔵、本社店舗共に被災し全壊となりましたが、翌年、この閖上さいかい市場内で仮店舗を構え、また仮設の酒蔵で酒造りも再開したのだそうです。

 

お店の中に入ると、日本酒が冷蔵庫の中にズラリ……。

 

純米酒の「浪の音」や「閖」が人気だそうですが、横の小さな冷蔵庫の中にちょっと変わった感じの瓶を発見。

 

「これはメロンのワインです、すごく美味しいですよ」と若旦那が。

名取産の幻のメロン、「クールボジャ」で作られたワインだそうで、製造は佐々木酒造店ではないようですが取り扱っているとのこと。

 

ワインかぁ~……、じゃあ今回はこれにしよう!と決めてきました。

「生ハムにもよく合いますよ」と。

メロンに生ハム……、合いますよね、そういう食べ物ありますもんね。

 

で、それがこちら。

クールボジャメロンワインです。

 

虹色のラベルがきれいですよね、甘くてハッピーになる……なんか飲む前から味が想像できますね。

 

ではでは早速一口。

 

ああ、メロンの味がすげーする。

美味しくて飲みやすい、アルコールっぽさはあまりなくて、メロンが前面に出てきますね。

香りも完熟メロンの香りそのもの。

 

飲みやすくてグイグイいけちゃいますね、白ワインですけど、肉料理にもすごくよく合いそうですよ。

今度、ステーキとかと一緒に飲んでみよう。

 

 

佐々木酒造店 宮城県名取市美田園7-1-1-E4(閖上さいかい市場内)