日本初の民間飛行場が出来た年 大正5年創業 三政商店の金華炙りしめ鯖

石巻駅から南へ海沿いへ出ます。

 

 

この辺りは本当に何もありません。

いや、以前はあったのかもしれませんが、今は道路と空き地と工事車両が何やら工事をしているのと……。

 

 

普通の車はほぼ通っていません。

まだまだ震災からの復興途上なんです。

 

海沿いに出て橋を渡ると水産物の工場地帯が広がります。

 

ここは本当に海のすぐ目の前。

道路も整備されていて、大きな工場がたくさんあるんですけど、やっぱりどれも新しい建物で、工事中のところもたくさんあるんです。

活気も感じられはするんですけど、なんか複雑な気持ちになってしまうんですよね。

 

この中に創業100年を超す老舗があると、調べてきたのですが……。

 

あ、あった……。

 

 

三政商店です。

 

三政商店は大正5年(1916年)創業の水産物の加工、卸をしている会社です。

大正5年は日本の航空のパイオニアである奈良原三次という人が千葉県の稲毛海岸に日本初の民間飛行場を作った年だそうです。

ここで民間のパイロットを養成し、日本の航空の発展に尽くしました。

 

で、この三政商店なんですけど、ここは多分……いや、絶対に工場なんですよね。

 

老舗が続々導入。ホームページ接客ツール「Hospii」

 

すごく大きな工場なんですけど、見渡す限り工場で店舗らしきところもなければ、白衣とか着ていなければ入れないっぽい入り口しか見当たりません。

周りに人はいないんですが、多分、中では大忙しなのでしょう。

 

近辺は本当に工場地帯で大きなトラックとかは走っていますが歩いている地元の人らしき人は一人も見当たりません。

 

「ああ工場だけかぁ、卸だし仕方ないよなぁ……」と、少々がっかり気味に三政商店の向上を後にしました。

実はこういうことってよくあるんです。

調べて行ってみたら「ここでは販売していないよ」と言われたり、明らかにここでは買えないんだろうなぁという所とか。

もちろん買ってないので記事にも書けないんですけど、どこかでそこの商品があったらゲットして記事にしようと写真などはストックしています。

 

今回の三政商店もそのパターンだな……と、ひととおり石巻をまわり、帰途に就く途中にちょっと寄り道を。

 

 

いしのまき元気市場です。

 

JR石巻駅方面に戻る途中の石ノ森萬画館の橋を渡ってすぐの場所にあります。

 

中に入ると仮面ライダーがお出迎え。

 

 

お出迎えというより今にも飛び掛かってきそうな臨戦態勢ですけど(笑)

 

このいしのまき元気市場に立ち寄った理由……、なんとなくピンと来たんですよね、”何かあるんじゃないか”と。

中は結構広く、石巻のお土産物屋さんとでも言いましょうか、地場の野菜だったり特産品なんかが置いてあるんですけど、中を物色していると……!?

 

 

ありましたー!三政商店エリア!

しかもすごいたくさんの種類の商品が置いてあります。

 

 

もう直営店と言っても過言ではないような品揃え。

 

 

こんなものまで。

この青鮫、人形っぽく見えますよね?私も最初、人形かな?と思ったんですがよーく近づいて見るとナント本物!

目がかわいくて、これを買おうか真剣に悩んでしまいました(笑)

 

でも三政商店は金華物を多く取り扱っているお店でもあります。

金華物とは、石巻からさらに東に行ったところにある牡鹿半島の先、金華山という島の沖で獲れる海産物の事。

この金華山沖は黒潮と親潮がまじりあう場所として美味しい魚が獲れる漁場として全国的にも有名です。

 

なので、今回は金華物を……ということでこちらを購入。

 

 

わーお!金華炙りしめ鯖です。

 

しめ鯖ですし、炙ってもあるのであとは袋から出して切るだけで食べることが出来ます。

なんなら切らなくても食べられますけどね。

 

 

こんな感じで。

 

まずはそのまま食べてみると、すごく脂がのってて美味しいですね、酢が効いてます。

さらに、これに醤油をちょこっとつけて食べるとさらに美味しさ倍増しますよ!

 

醤油はもちろん山形屋商店の特選しょうゆ。

 

 

ビールのおつまみに金華サバなんて最高だなぁ……、と、バクバク食べていましたが、残り数切れの段階で、ふとあったかいご飯に載せて食べてみたら、もうマジヤバイ……、美味すぎた。

 

今度はご飯のお供用に買ってきたいと思います。

 

 

三政商店 魚町工場 宮城県石巻市魚町1-7-7

いしのまき元気市場 宮城県石巻市中央2-11-11