今回は仙台市街地から車で15分のところにある北仙台駅近くの堤町にやってきました。
ここ堤町は江戸時代より堤焼という焼き物で栄えた町。
その堤焼の伝統を受け継ぐ1軒の老舗にお邪魔しました。
つつみのおひなっこやです。
つつみのおひなっこやは佐大商店として大正7年(1918年)に創業した老舗。
大正7年は北海道帝国大学、現在の国立北海道大学で、その前身は札幌農学校。
札幌農学校は「boys be ambitious(少年よ大志を抱け)」で有名なクラーク博士が初代教頭を務めた学校として有名です。
こちらが創業当時の佐大商店。
現在は3代目のご主人、4代目のご主人が隣に建つつつみのおひなっこやで商売を続けていて、こちらの建物は佐大ギャラリーとして残されています。
この建物の裏手に周ると……、
六連登り窯。
こちらは堤町で唯一残された窯で杜の都景観重要物等に指定されているものです。
とにかくすごいの一言。
中は焼き物が入っていますが、女将さんに聞くとここの窯では現在は焼いていないとのこと。
なんでも煙がすごいからとか。
たしかにこの辺りは住宅街ですし大きな幹線道路も通っていますからね。
つつみのおひなっこやの店内に入ると3代目のご主人が作業中。
並べられた堤焼の人形や松川だるまなどを見ていると女将さんにコーヒーとお茶菓子を出していただいたり。
仙台では有名な江戸時代の関取「谷風」を模した堤人形なども見せていただいて、何か買って帰ろうということになり何にしようかといろいろと商品を見ていると、堤焼のかわいい土鈴があったので、今回はそちらを購入。
それがこちらです。
堤人形のつつみを開けます(なんちゃって)
仙台七夕の土鈴です。
これは夜空バージョンで、お店には昼間バージョンもありました。
色がきれいだったのでこちらに。
裏には「仙台七夕堤人形」という文字も。
鈴になっていてカランコロンと素敵な音がします。
保育園から帰ってきた娘に見せるとすぐに興味を示します。
焼き物ですからね、落としたら割れてしまいますので見ているこちらもヒヤヒヤしますが、当の本人はそんな気持ちを知ってか知らずかブンブンと振り回します。
ひとまず子どもの手の届かない場所に避難です……。
つつみのおひなっこやでは堤人形のほかに松川だるまもありましたので、今度はだるま買いに行こうかなぁ。
つつみのおひなっこや 宮城県仙台市青葉区堤町2-10-10