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町人文化が発展した文化8年に創業 金源堂の茶道用菓子切りと楊枝入れ

仙台市の中心地、国分町から歩いてすぐの場所に200年以上続く老舗があります。

 

 

後ろのビルに国分町っぽさがありますね、こちら金源堂。

 

金源堂の創業は文化8年(1811年)です。

文化の時代はその後の元号「文政」と合わせた化政文化の時代です。

江戸時代の後期である文化文政の時代は、江戸を中心とした町人の文化が発展した時代で、浮世絵や川柳、歌舞伎などの娯楽や国学、蘭学が大成した時代でもあり、このような文化を「化政文化」とよびます。

 

金源堂は書画、陶磁器などの古美術や茶道具などを文化8年から扱うお店ですからね、化政文化をそのまま現代に受け継いできたお店と言っても過言ではありません。

 

お店の前のショーケースにも高そうな陶磁器が並びます。

 

 

中にお邪魔すると、優しそうなご主人が対応してくれます。

 

陶磁器のほかに茶道具も多数置いてあります。

古美術や陶磁器はもちろん、茶道に対しても全くの素人である私は、並べられた品々を見て「ほぉ~」なんて言ったりしていましたが、茶碗の中の微妙な色の変化とか、宇宙的に描かれた器など、綺麗なものは綺麗だというのはわかります。

 

値段も高いものばかりではなく、手頃なものもあってみているだけでも楽しいお店です。

 

何を買おうかと店内をぐるっと見てみると「ん?これはなんだ?」というものを発見。

普段生活しているだけではお目にかかれないものだと感じ、その品を購入してきました。

 

それがこちらです。

 

 

包装のシールにも「文化八年創業」と書いてありますね。

 

 

包みを開いて……

 

 

これです。

なんだかわかりますか?長さは10cmほど。

 

 

これ茶道で使う「菓子切り」という道具だそうです。

この袋は楊枝入れです。

 

菓子切りは一般で言う所の楊枝で、お茶会などで呼ばれたときの必需品なんだそうです。

 

象牙で出来た菓子切りもあり骨董的な価値のあるものも存在するそうですが、今回買ってきたステンレスの菓子切りは初心者用といったところでしょうか、私にはぴったりです。

 

これで羊羹とかあれば切ってみたいんですけどね、それは今度お茶会に誘われたときのためにとっておきましょうか……、誰がお茶会に誘ってくれるかわかりませんけど。

 

 

誰かー!お茶会に誘ってくれー!

 

 

金源堂 宮城県仙台市青葉区国分町2-1-2