仙台の市街地から南へ愛宕橋の少し先。
仙台市街地と、仙台から最初の宿場町であった長町のちょうど中間くらいの場所でしょうか、大通りから一本入ったところに1軒の老舗があります。
こちら、後藤弓具店です。
後藤弓具店は伊達家御用達の弓師だった人をご先祖に持つお店で10代以上も続いている老舗です。
伊達政宗公の兜って有名ですよね。
あの三日月形がシュピーンっとなって前立てがついているあれですが、三日月形の兜は初代伊達政宗公だけで二代目以降は半月の前立てだったんだそうです。
でその半月の前立ては引き絞った弓のように見えることから「弓張月」とも呼ばれているんだそうです。
江戸時代初期、鉄砲も使われていましたがまだ弓は一級の武器で弓張月の前立ては伊達家の武威を示すとともに戦を忘れないという想いもあったのだと思います。
この後藤弓具店は、そんな伊達家御用達の弓師だったんだそうです。

店舗は建物の二階のようなので扉を開けて階段で二階へ。
店内に入ると、そんなに狭くない店内に弓矢がぎっしりと並んでいます。
弓は全くと言っていいほどわからない分野なんですけど、なんかかっこいいですよね。
これを機に弓道でもやろうかな……なんて思いましたけど、そんな軽い気持ちで始められるものでもなく……。
何かいいものはないかと探していると、お土産っぽい感じのアイテムを発見!
と、いうことで今回購入してきたのがこちらです。

弓矢型キーホルダーです。
作りはしっかりとしていて結構本格的なんですよね。
すごく味があっていい感じ。
子どもも興味津々。
忍者ごっこが好きですからね、小さいながらも本物(?)の矢をウキウキしながら見つめていました。
もし子どもが大きくなって「弓道部に入りたい!」と言ったら、後藤弓具店に連れていけばいいんですね、「ここ、伊達家御用達の店なんだあぞ!」とか言って。
後藤弓具店 宮城県仙台市若林区土樋283−2