今回は仙台市街地から東へ車で30分、塩釜に来ています。
古くから港町として栄えてきた塩釜には現在でも100年以上続く老舗が数多く残っている地域でもあります。
そんな塩釜で明治36年創業の老舗を今回は訪ねてきました。
こちら、エンドー理容室です。
エンドー理容室は明治36年(1903年)創業の老舗理容室。
明治36年は文部省により英語教育法の研究のために英国留学をしていた夏目漱石が帰国した年。
明治33年に命じられた英国留学で英語研究だけではなく、後の作家活動の起点とも言える文学論に繋がるテーマの研究もしていたそうです。
こちら塩釜のメインストリートとも言うべき通りに建っているエンドー理容室。
理容室のほかに美容室、ブライダルサロンなんかも展開しています。
でも今回は理容室のほうへ。
店内に入ると、イケメンな理容師さんが担当してくれます。
「今日はどんな髪型にされますか?」と聞かれたので、「どんなのがいいですかねぇ……」と相談。
ちなみに、この日の朝の髪型はこんな感じ。
いつも通りのボサボサ髪です。
特に後ろがボサボサの極み。
もうちょっとなんとかならないか、そんな声が四方から聞こえていたところだったのです。
「なんかこう、スッキリした感じにお願いできますか?」と話すと、「うーん、そうですねぇ、全体のイメージは変えずにスッキリした感じにしましょうか。」と。
話が早くて安心しました。
その後はとにかくチョキチョキチョキチョキと。
理容師さんって、はさみをとにかくチョキチョキしますが、これもやっぱり切り過ぎないための技なんですよね。
はじめのうちはザクザク切ってしまってもいいのに、なんて私のような素人は思ってしまいますが、そんな大雑把なことはせず、とにかくチョキチョキチョキチョキと細かくはさみを入れていきます。
で、髪を切ってもらったら次は顔そりです。
これがまた気持ちいいんですよね。
女性はさすがに無理なのかもしれませんけど、美容室に慣れてしまっている男性は久しぶりに理容室に行ったほうがいいと思いますよ。
顔そりの気持ちよさは別格ですから。
で、約1時間。
全ての工程を終えて鏡を見てみると……。
あれ?だいぶさわやか、羽生君みたいな感じ。
ほら。
さわやかが服を着て歩いているという感じ。(座ってますけど)
上も後ろもボサボサじゃありません。
なかなかいい腕を持った理容師さんに出会えました。
腕がよくなきゃ100年も続きませんからね、老舗にはそれなりの理由があるということがよくわかりました!
エンドー理容室 宮城県塩竈市本町3-7