今回はJR仙台駅から南の位置にある若林地区へ行ってきました。
若林地区の始まりは仙台藩祖である伊達政宗公が晩年、仙台城とは別にこの地区に若林城を作り、その城下町として栄え、今でも古くからのお店がたくさんあるエリアです。
まずこちら、広進堂。
レトロな雰囲気のお店です。
この広進堂、創業は明治18年だそうで130年余の老舗ベーカリーとして地元の方にも人気のパン屋さんです。
中には惣菜パンや菓子パンなどが並び、食パンも大きなサイズのものが売っています。
また和菓子やラスクなども売っていました。
お店ではおばあさんが一人で切り盛りしていたのですが、それぞれにパンの事を優しく説明してくれました。
そして買ってきたパンはこちら。

桜あんパン カレーパン 豚パン
あんパンは広進堂の名物だそうで、この桜あんパンも甘しょっぱい感じがとても美味しいです。
桜の香りもすごくいいですね。
カレーパンも外はカリカリで昔ながらの美味しいカレーパンでした。
豚パンを買うときにお店のおばあさんに「豚パンって中は何が入っているんですか?」と聞いたら、「豚まんの具が入ってるんだよ」と教えていただきましたが、一口食べてみると、本当に豚まんの味そのままです。
外側はパンなので、食感にやや違いがありますが、味は豚まんそのもの。
具の中に紅ショウガが入っていて、それがアクセントになっているのもすごく美味しかったです。
ご飯の準備をしていると、子どもはおなかが空いたのか、カウンターのところまで椅子を持ってきて、その椅子の上に立ち上がり……、

パンを指差しして何かを訴えていると思ったら……、
パンをつまんで……、
パクッ。
「ウンウン、おいちいおいちい」って言いながら食べ始めてしまいました。
お店の雰囲気もそうですが、パンの味も昔ながらのどこか懐かしい感じの広進堂でした。
広進堂 宮城県仙台市若林区荒町28