今回は仙台市街地から車で1時間ほどの距離にある宮城県大崎市の岩出山にやってきました。
この岩出山は伊達政宗公が仙台城へ移る前に拠点としていた場所。
なので、すごく歴史のある街でもあります。
「政宗公まつり」なんて幟もあったり……、
こんな趣のある交番もあったりします。
この岩出山で享保2年(1717年)創業の老舗、花山太右衛門商店に伺いました。
「酒まんじゅう」と書いてあるとおり、花山太右衛門商店の名物は酒まんじゅうです。
「花山太右衛門商店の名物」というより、この岩出山の名物でもある酒まんじゅう、どんなものかすごく楽しみです。
「天下に絶対類品なし」
お店の中に入ると、賞状やら怖いお面やら……。
創業300年以上、現在15代目の方がやられているのだそう。
お店の方に「酒まんじゅうください!」というと、「はーい」と袋に包んでもらったのですが、袋越しにアツアツ……。
一応、”酒”と書いてあるので「これって子どもも食べる事出来ますか?」と聞くと、「お子さんでも車運転する方でも食べることが出来ますよー!」との事。
安心して子どもにお土産に……と、持って帰ろうかと思いましたが、すごーく美味しそうなので、お店出てすぐ食べることに。
アツアツですよ。
食べてみると、ほわほわしてて餡子もホント程よい甘さですごく美味しいです。
おまんじゅうとあんまんの中間のような感じ、あと引く美味さでもう一つ食べてしまいました。
この花山太右衛門商店、300年以上の歴史があるだけあって伊達家とすごく深いつながりがあります。
岩出山伊達氏、4代目の伊達村泰公が京都に遊びに行ったときに茶菓として出されたまんじゅうがすごく美味しくて、これは何ですか?と聞くと「大坂天満橋の銘物なり」。
で、帰りに大坂に寄り、職人の太右衛門を岩出山に連れて帰り、花山姓を与えまんじゅうを作らせて一般にも販売したのが花山太右衛門商店の始まりだそうです。
歴史ある街に、歴史あるおまんじゅう屋さん、すごくいい発見が出来た岩出山でした。
花山太右衛門商店 宮城県大崎市岩出山字二の構147番地