今回は仙台市街地から車で1時間、宮城県北部の町、登米市迫町佐沼に来ています。
佐沼は歴史のある町で古くからの老舗も数軒残っているのですが、今回はまたそのうちの1軒にお邪魔してきました。
それがこちら、船橋やです。
船橋やは明治40年(1907年)創業の老舗蕎麦屋。
明治40年は日本で3番目の帝国大学である東北帝国大学(現在の東北大学)が出来た年。
1番目は現在の東京大学である帝国大学、2番目は現在の京都大学である京都帝国大学で、その次の3番目に出来たということにあります。
そのころから営業を続けてきた船橋や。
伺ったのがお昼を少し回った時間帯でしたが駐車場は本当にいっぱいに。

この辺りは商店などや会社もあるので、他に飲食店が無いわけではありませんが、この人気ぶり。
さすが100年以上続く老舗ですね。
店内に入ると席も満席。
ちょうど入れ替わりで食べ終わったお客さんが出ていくところだったので、なんとか座ることが出来ました。

お蕎麦屋さんなので蕎麦メインですけど、夏の時期は冷やし中華などもいいですよね。
色々と悩んだんですけど……、ざる中華に。
老舗の蕎麦屋さんに来たのに蕎麦食べないのかよ、と思われる方もいらっしゃると思いますが、何でしょう……その場のテンションでざる中華を選んでしまいました。
で、待つこと数分……。
来ましたよ!
ざる中華って中華麺をざる蕎麦のようにして食べるものみたいですね。
サクッと食べていこうと考えていたのですが、麺が結構ボリュームありますね。
では、いただきます。
ズズズ……、美味い!
つゆは完全にざる蕎麦のつゆですね。
蕎麦だと麺をすするときに蕎麦の香りがしますけど、このざる中華は蕎麦の香りの代わりに中華麺の甘みがしますね。
茹で具合がいいのか、噛み応えがあって食べてるー!って感じがします。
しかも食べ進めて気が付いたのですが、麺の量が結構多くてサクッとではなくガッツリです。
食べ終わった後の満足感は半端じゃありません、あぁ美味しかった。
しかもざる中華なのになぜだかそば湯も付いています。
この一杯がまた満足感を高めるんですよね。
今回伺った船橋や、お客さんは地元の方が多いのだと思いますけど、これだけ人気なのも頷ける納得の味でした。
船橋や 宮城県登米市迫町佐沼小金丁6