加美町の市街地から西へ、車を走らせること20分ほどのところに1軒の老舗があります。
明治26年(1893年)創業のかさ松です。
明治26年は日本初の本格西洋式銅像が建てられた年。
その銅像は東京・靖国神社にある大村益次郎の銅像で、作ったのは彫刻家、大熊氏廣という方だそうです。
幕末から明治にかけて欧米を視察した日本人が、街中に建つ偉人たちの銅像を見て真似ていった欧化政策の一つなんだそうです。
そんな年にかさ松、最初は鮮魚店として創業をしたんだそうです。
今は鮮魚に限らず、仙台牛などの肉も扱っていて食事処としても営業しています。
駐車場も車でいっぱいなんですよね、地元でもかなりの人気店のようですよ。
お店の戸を開けると、鮮魚店っぽい感じになっています。
すっぽんでしょうか、大きくてむき出しで置いてあるのがちょっと怖いんですけど……。
その先に食事処の扉があり中に入るとテーブル席、カウンター席が並んでいます。
席につきメニューを見ましたが、やっぱりもともと鮮魚店ということもあるので、おすすめのお刺身定食を注文。
店内は綺麗で新しい感じなんですけどレトロな部分も残っていますね、このランプはなんとなく文明開化って感じもします。
待つこと十数分。
来ましたよ、お刺身定食!
美味そう~。
豪華ですね!いただきます。
う、美味い。
これは本当に文句なく美味い。
マグロ赤身、中とろ、ハマチ、イカ?、ホタテとどれを食べても本当に美味しいです!
ここはいいなぁ。
日本酒などのお酒が並んでいるんですけど、ここはランチだけではなく夜もやっているということですよね、こんなうまいお刺身食べながらお酒が飲めるなんて幸せなんだろうなぁ。
夜の事を考えながら食べていたら、あっという間に完食してしまいました。
次来るときは夜がいいかなと思いましたけど、残念ながらここまで来るには車でないと来られない……、ああ、近くに泊まればいいのかな?泊まるところあるのかな……、調べてみよう。
かさ松 宮城県加美郡加美町字町屋敷2-19-1