JR石巻駅から車で5分ほどのところに100年以上続く老舗がありました。
こちら、戸田豆腐店です。
戸田豆腐店は明治20年(1887年)に創業した老舗のとうふ店です。
明治20年は日本赤十字社が設立された年。
明治10年に日本赤十字社の前身となる博愛社が設立され、その後明治19年に日本がジュネーブ条約に加盟したことで博愛社から日本赤十字社へと改称をおこないました。
そんな年から営業を続けている石巻の戸田豆腐店。
実はこの戸田豆腐店の隣は以前石巻に来た時に伺った島津麹店。
100年以上の老舗が隣り合っているなんてなんだか不思議ですけど、石巻のように歴史のある街であればそういうこともあるんですね。
この看板、「戸田豆」となっていますが、多分、「戸田豆腐店」ですよね……。
ということで早速店内へ。
こんにゃくや納豆、野菜も少し置いてありますが、やはりここは豆腐屋さん、豆腐も置いてあります。
すぐ奥には作業場もあり、店内から見ることが出来ます。
女将さんに「お豆腐下さい!」と言うと「はいよー待っててね」と。
「このお店も長いんですよね」と聞くと「そうだねぇ、この辺には古いお店がたくさんあるけれども、うちが一番古いんじゃないかな」とのこと。
「あそこのお店も古いわよ~」なんていろいろと教えていただき、お店をあとにしました。
で、今回買ってきたのはこちら。
「戸田のもめん」。
ストレートなネーミングがいいですね。
わあ、美味そう。
今日はシンプルに湯豆腐で食べてみます。
これ結構贅沢ですよね、子どものころは「えー今日の夕ご飯湯豆腐かよー」なんて思っていましたが、大人になると湯豆腐をちびちび食べながら飲むお酒は最高なんです。
おお、いいですね、シンプルイズベスト。
一口食べてみると、ほんのりと甘い大豆の味がたまりませんね。
もめんだから食感もしっかりしていて、すごく美味しいですよ。
我が家の子どもたちは豆腐が結構好きなので、湯豆腐でも嫌がらずに食べてくれました。
まぁそれもそのはず、湯豆腐と言いながらアレも入れたいコレも入れたいとなり、結果……。
とても湯豆腐とはいいがたい、具だくさんの水炊きになってしまったからなんですけどね。
今日も美味しくいただきました!御馳走様です。
戸田豆腐店 宮城県石巻市旭町3-25