日米和親条約締結の次の年 安政2年創業 割烹春潮楼の支那そば

石巻市街地にあるいしのまき元気市場。

 

 

石巻は港町なので新鮮な海産物が取れるのですが、魚や海産加工品、さらに石巻地区のお土産物などがたくさん売っています。

お魚とかも安いのでついつい買いすぎてしまいます。

 

いしのまき元気市場のすぐ目の前にも老舗があります。

 

 

それがこちら、割烹春潮楼です。

 

割烹春潮楼は安政2年(1855年)に創業した老舗です。

この前年にはペリー率いる東インド艦隊が下田に来て開国を迫った結果として、日米和親条約が結ばれ、下田と函館を開港し、長く続いた鎖国体制が終わりました。

 

老舗が続々導入。ホームページ接客ツール「Hospii」

 

実はこの春潮楼、元は割烹だったようですが、今はラーメン屋さんなのです。

 

 

こういった暖簾はラーメン屋さんっぽくも感じますが……。

 

 

この看板は完全に割烹。

 

店内に入ると、ラーメン屋さんっぽくなくて広くてきれいでなんだかおしゃれ。

 

 

コーヒーもあり、手作りパンもあるラーメン屋さんです。

店内は結構広く、テーブルが並ぶ部屋以外に個室もあるんだとか。

個室でラーメンってかなり贅沢ですよね。

 

 

メニューを開くとそこはやはりラーメン屋さん、ラーメンメニューが並びます。

 

迷いに迷った挙句、一番オーソドックスな感じの支那そばを注文しました。

 

で、待つこと数分……。

「おまちどうさま~」

 

 

来ました、支那そば。

本当に美味そう!食欲をそそるいい香りがします。

なるとの色が普通のものと逆ですね。

 

それではいただきます!

麺が細麺で、その面にスープがよく絡んですごく美味しい!

 

なんか昨今のラーメンは背脂だとかなんだとかって凝り過ぎているというか、それはそれでいいのかもしれませんけど、やっぱりこういうシンプルに味で勝負するラーメンというのもすごく美味しいですね。

 

 

チャーシューも大きいんです。

トロトロなんですけどしつこくない、本当にやり過ぎていないちょうど良いチャーシューです、美味。

 

「うまいうまい」と言いながらあっという間に食べてしまいました。

 

石巻の老舗割烹でラーメンが食べられるとは思わなかったなぁ……。

量も味もちょうど良い、満足度の高いラーメン、次に石巻に来るときにも絶対に寄りたいお店を見つけてしまいました。

 

 

割烹春潮楼  宮城県石巻市中央2-8-16