白石城西側、東北自動車道のすぐそばにある松田製粉。
創業は明治25年(1892年)で100年以上の歴史を持つ白石温麺の老舗です。
工場の前には大きな水車がありました、これもかなりの年代物のような気がしますが……。
お店の中は手前が店舗スペースで奥は事務所となっていました、中に入ると女性の店員さんが対応してくれます。
こちらにも年代物と思われる甲冑が。

白石に限らず、宮城県の老舗企業には各地に戦国時代のエピソードが多いためか、このように甲冑が置いてあるところって結構あるんですよね。
実はこの松田製粉、以前、秋保温泉にある老舗の八百屋さんマルカに行ったときに買った白石温麺の会社なんですよね。
なので、同じものを買わないように……、と気を付けながら商品を選び購入。
今回購入した白石温麺がこちらです。

殿様白石温麺 260円
ここにちょっと気になる文字が……。
「小十郎15代 信光……」なんて書いてあるんだろう?
調べてみると、片倉家15代目が片倉信光さんという方で、伊達政宗公を祀る青葉神社の宮司をなさっていた方のようです。
片倉家は江戸時代まで、代々この地にある白石城の城主だったわけですから、殿様白石温麺……、完全につながりましたね!
いままでたくさんの白石温麺を食べてきて、その食べ方にも工夫してきましたけどやっぱりシンプルに食べるのがいいのかな、ということで冷やしスタイルでいただきます。
ああ、美味しいですね。
今まで鍋に入れたり、しゃぶしゃぶの具のように温かいスタイルで食べていた温麺ですが、冷やしでもすごく美味しいです。
そうめんっぽいんですけど、そうめんよりもやや太麺で食べ応えがありますし、短いので食べやすい。
麺もツルツルなので爽快な感じです。
今年の夏は我が家の定番になりそうですね……。
松田製粉 宮城県白石市 福岡蔵本字樋ノ口16-1