JR仙台駅から北西の位置に、宮城県庁や仙台市役所、仙台市青葉区役所などがある地区が存在します。
歓楽街を少しだけ外れたところですが、仙台市街地でも中心と言えば中心となるこの地区の一角にとても雰囲気の良いお店があります。
藤やです。
都会の片隅に、まるで昭和から時が止まったような佇まい。
なんかすごく絵になりますよね。
この藤や、創業は明治41年(1908年)の老舗です。
明治41年というのは初めて日米野球が行われた年だそうですね、全その開幕戦は早稲田大学で始球式は、あの大隈重信。
早稲田大学、慶応大学、東京倶楽部、横浜連合、神戸連合などと計17試合が行われましたが、早稲田大学線では試合時間40分で完全試合をされてしまうなどアメリカが全勝し、日本のチームを圧倒したんだそうです。
なんか教科書に出てくる歴史上の人物が野球の始球式をやったというのもすごく新鮮な感じがしますね。
で話は戻しますが、そんな明治41年に藤やは創業しました。
中に入ってみると、外観と同様にレトロな雰囲気で子どものころ夏休みにおじいちゃんちに行ってきました!というような感じがします。
藤やは暖簾に「名物だんご」と書いてありますが、ラーメンやカレー、かつ丼などが置いてある定食屋さんのようです。
この近くは官公庁はもとより様々な仙台に進出してきた企業が多数あるオフィス街ですので、お昼時には近くのオフィスビルからビジネスマンやOLさんがたくさん来店されるだろうことは想像が出来ます。
またお店の方も気さくに話しかけてきてくれて、ホント親戚の家に遊びに来たような感じ。
お持ち帰りメニューもいろいろあって、名物のお団子にしようかな~と思いましたが、並んでいたおにぎりが美味しそうだったので、そちらを購入してきました。
これがこちら
赤飯おにぎり 1個100円
素朴な感じが本当に美味しそうですよね。
ではいただきます。
ほんのり甘みのあるお赤飯で作ったおにぎり、ふっくら柔らかで本当に美味しいです。
大きさは程よい感じなんですが、やはりもち米だからか食べた後の満足感が違いますよね、お昼ご飯にピッタリなおにぎりでした。
お店の方、お昼前で仕込みとか準備とか忙しかったようで私が行ったときにはテキパキと作業をしながら、それでもいろいろとお話をしてくれたのですが、最後に「うち、小さい子どもいるんですけど今度一緒にお店に食べに来てもいいですか?」と聞くと、「もちろん!いいわよー!」と元気いっぱいに返事をしてくれました。
心もあったまる藤や、近いうちに必ず家族みんなで、今度はお店に食べに行きたいと思います。
藤や 宮城県仙台市青葉区本町3-6-11