仙台市若林区の河原町には古くから商いをおこなっているお店がいくつか残っています。
今ではその長町までは地下鉄南北線で結ばれていて、河原町にも南北線「河原町駅」という駅があり人々が行き交う町でもあります。
その河原町駅から徒歩数分のところに遠藤仁助商店という老舗が。
遠藤仁助商店は明治23年(1890年)に創業した老舗です。
トラックにもきちんと書いてあります(笑)
明治23年は第1回衆議院議員選挙が行われた年でもあります。
ただ、今のような選挙制度ではなく、この時の有権者は「直接国税を15円以上納税の25歳以上の男子」に限られ、その割合は全人口の1%に過ぎなかったそうです。
現行では性別にかかわらず18歳以上が有権者ですからね、今からはちょっと想像が難しいですが、そういった段階を経て制度が出来てきたというのも歴史の側面ですよね。
この遠藤仁平商店は「こめ・灯油」と書いてありますが、お店の中に入ってみると、お米屋さんと併せてクリーニング店も併設されていました。
お米屋さんなんだから、やっぱりお米を買わないとな……なんて考えていましたが、白米ではないお米を発見。
「これはいいかもな」と思い、今回はこちらを購入。
「みやこがねもち」、もち米です。
みやこがねもちは宮城県のもち米で、他県の「こがねもち」と区別するために「みやこがねもち」と名付けられた品種です。
気候や土壌が良いせいか色、味、食感共に認められていて、国産のもち米の最高位である特Aランクになっているくらいです。
今までいろいろな和菓子屋さんとか行ってきましたけど、この「みやこがね」を使っているという和菓子屋さんはすごく多かったんですよね、ほかも聞いてないだけでみやこがねを使っていたのかもしれませんけど。
今回はもち米の最高品種であるみやこがねもちを使っておこわを作りたいと思います。
これで炊きますよ、ストウブ。
炊き込みご飯とかストウブで炊くと美味しいんですよね、早く炊けるし美味しいしで言う事ありません。
水加減や火を入れる時間、蒸らしの時間などはすべて普通にお米炊くときとおんなじ。
で、待つこと約30分……。
出来ました!
ふっくらおいしそうです。
一口食べてみると、もち米のもっちり感、口当たりが最高ですね、おにぎりとかにしてもいいかも。
子どももおこわはたくさん食べてくれます。
ただ今回、少し柔らかすぎ(?)たので、次回は気持ち水減らした方がいいかもな、とも思いました。
次は小豆買ってきて赤飯にチャレンジしますよ!
遠藤仁助商店 宮城県仙台市若林区河原町1-2-48