今回は仙台市街地から車で10分、通町にやってきています。
ここにも1軒の老舗があったので伺ってきました。
それがこちら、伊藤製粉です。
伊藤製粉は大正3年(1914年)に創業した老舗。
大正3年は第1次世界大戦がはじまった年で、日本もこの年の8月に連合国側としてドイツに宣戦布告、参戦しました。
伊藤製粉は大正3年、この地で馬車鍛冶屋として創業したそうで、その後大正年間に粉屋へと業態転換、現在はそば粉やそばつゆの製造販売などをしているお店です。
手打ちそば教室もやっているようですね。
お店の中へ入ると、従業員の方が丁寧に対応してくれます。
そば粉を作っているところなので、そば粉を買っていくべきかと思ってはいるのですが我が家にはそばがダメな家族がいるので、そば粉を買って帰るのは断念。
その代わり、伊藤製粉で作っているというめんつゆを購入することにしました。
そしていくつか商品が並んでいるところにそば粉ではなく「うどん粉」があったので、うどん粉も一緒に購入。
今回購入してきたのがこちら。
まずはめんつゆです。
伊藤製粉で作られているものですね。
保存料や食品添加物は一切使っていないようです、いいですね。
そしてうどん粉。
こちらは伊藤製粉製ではないですが「こな屋さんのうどん粉」と書いてあります。
今回はこれらを使って、もちろん手打ちうどんを作りたいと思います。
気合い入れて作りますよー!
まずはうどん粉と水を入れて練っていきます。
最初は「これ本当に固まるの?」という不安感に襲われますが、自分を信じてとにかくコネコネ。
パンを作るときの小麦粉をコネコネするときよりもかなり硬い、結構力が要ります。
で、コネコネすること20分。
なんとか形になりました。
で、うどんと言えばこれでしょう。
足で踏んで伸ばしていきます。
食べ物を踏んづけるなんてかなり気が引けますけど、とにかくフミフミします。
子どもたちも楽しそうに踏んづけてくれます。
踏んで伸ばして、またたたんでから踏んで伸ばして……と6回ほど繰り返してこんな感じに。
この状態で30分以上寝かせて……。
いよいよ切りに入ります。
生地を麺棒で伸ばしてくっつかないように片栗粉をふりながら折り畳み。
切ります。
グミを切っているような感触、グミ切ったことはないんですけど。
だいぶ幅がバラバラですけど、それが手打ちうどんのいいところ。
今度はこちらを茹でていきます。
ちょっと片栗粉が少なかったのか、お湯に入れても麺がくっついていてそれを剥がすのに一苦労しましたが、茹で続けて……。
茹でると麺が膨らむんですね、もっと細く切らないとダメだなと思いつつも、もうどうすることも出来ないので……。
で、約15分ほど茹で続けて。
完成です!
モチモチ感が写真からも伝わりますね。
で、今回の主役である伊藤製粉のめんつゆで作った肉つけ汁でいただきます。
食べてみると、うどんがホントモチモチで美味しい。
太目だったからかなんだか讃岐うどんのように芯が残っている感じなんですけどそれがまた美味しいんですよね。
めんつゆもホント程よい味加減で最高です。
子どもたちもうどんは本当に大好き。
自分たちも作りましたからね、美味しさも格別でしょう。
ホント食べるなぁ。
伊藤製粉 宮城県仙台市青葉区通町1-8-3