今回もJR仙台駅の東側。
駅から徒歩5分ほどの宮城野区二十人町にある老舗にやってきました。
「ヌマタのタネ」が目印のお店。
こちら、沼田種苗です。
沼田種苗は明治初期に創業した老舗の種屋さん。
ここ二十人町は藩政時代、鉄砲足軽の中でも特に武功の高かった二十人衆に割り当てられた土地で、そのまま地名として残っているそうです。
先日書いた三徳屋釣具店のある鉄砲町は通りを挟んで向かい側。
藩政時代にはこの辺り一帯に鉄砲足軽が住んでいて、二十人町は特に腕の良い鉄砲足軽が住んでいたということになります。
沼田種苗は創業130年以上経つという老舗。
種屋さんと聞くと小さな商店を思い浮かべてしまいますが、沼田種苗は大きな店舗ですしJR仙台駅至近で立地も申し分ありません。
しかもすぐ隣は明治30年創業の青果店いたがき。
いたがきと同様に建物はすごくきれいでモダンな感じですがれっきとした老舗です。
沼田種苗は種屋さんなので、主に野菜の種やこのようにチューリップの球根なども売っています。
さらに有機野菜や自家製でしょうか手作り梅干しやお漬物まで。
店内に入ると思いのほか大盛況、常連の農家の方なのでしょうか、種を買いに来られているみたいですけど結構活気のある店内ですね。
私は何にしようかと店内を見回してみると、種の種類の多いことに目を奪われます、その横に有機野菜やお漬物のコーナーも。
種を買っていってもいいんですけど野菜は難しいしなぁ……ということで今回は貼り紙にもある手作り梅干しを購入。
それがこちらです。
色がきれいで美味しそう。
出してみるとこんな感じ。
一口食べてみると……すっぱーーーい!
酸っぱいけれど美味しい、まさに梅干し。
なんだか変な甘みとかもなく、これぞまさしく梅干し!という味。美味しい!
実は我が家の子どもは梅干しが大好き。
ご飯の時に見せてみると「わあー」と……そして「え?これだけで食べろと?」と。
うんうんと言うとまんざらでもなさそうな顔でパクっと。
……。
(笑)
目がらんらんとしています、いつも食べている梅干しよりも酸っぱかった様子。
でもやめられないのかご飯に乗っけてすごい顔しながら食べていました。
そして実は今回梅干し以外にもこちらを購入。
きゅうりの古漬けです。
きゅうりの古漬けは刻んでかつおぶしと醤油でちょっと味付けてこんな感じに。
これはおつまみですね、もう最高。
ビールも日本酒もこれだけでグビグビいけます。
今回伺った沼田種苗、次回はやっぱり種ですかね、自宅の畑を整備して種を買いに行きたいと思います。
沼田種苗 宮城県仙台市宮城野区二十人町300-6