鎌倉時代末期 嘉暦2年に創業した紅蓮屋の松島こうれん

今回は仙台市街地から車で40分ほどのところにある観光名所、松島に来ています。

 

 

松島と言えば、「日本三景」とか「松尾芭蕉」というキーワードが浮かぶ方も多いと思いますが、この瑞巌寺もすごく有名です。

 

 

国宝ですからね。

 

瑞巌寺は正式名称「松島青龍山瑞巌円福禅寺」といって、開創は天長5年(828年)だそうですが、その後紆余曲折あり、慶長5年(1600年)関ヶ原の戦いの後、仙台を治めた伊達政宗公によって再建され、慶長14年(1609年)に完成しました。

 

現在では、国宝として国の重要文化財に指定されています。

 

 

瑞巌寺周辺は、観光名所ということのあり土産物屋さんや食事処が多数並んでいますが、この瑞巌寺の一本わきの道を奥に進むと、昔からの老舗があります。

 

 

こちら紅蓮屋。

 

紅蓮屋の創業は嘉暦2年(1327年)。

鎌倉時代後期、700年近い歴史のある老舗で、その時から一子相伝で23代にわたって製法を受け継いできたのだそうです。

 

 

そう凄いとしか言いようがありませんね。

 

紅蓮屋で扱っている商品は「松島こうれん」というお菓子で、元は松島の紅蓮尼が参拝客の人たちがお供えとして持ってきたお米を粉にして煎餅にし、村の人々に施したものなんだそうです。

もちろんですが、この松島の名物にもなっています。

 

歴史を感じる外観をひと通り眺めたあと、店内に入ろうと入り口に向かうと……。

 

老舗が続々導入。ホームページ接客ツール「Hospii」

 

「定休日」……、ウ、ウソだろーーー。

しばしその場で呆然としていましたが、松島名物ですし土産物屋にあるんじゃないかと。

 

 

紅蓮屋から徒歩5分ほどの距離にある土産物屋さん。

 

 

あるかな……。

 

 

あった!やった!

 

ということでこちらが購入してきた松島こうれんです。

 

 

いいですね、お土産とかでそのまま渡してもすごくいい感じです。

 

 

包みを開けるとこんな感じに。

 

で、ふたも開けると……。

 

 

出てきた!松島こうれんです。

 

 

お煎餅なんですけど、高級感が漂います。

 

食べてみると、サクサクふわふわでほんのり甘い。

すごく上品な味で美味しいですね。

口に入れるとサクサクなんだけどふわふわという不思議な食感なんですよね、ホント美味しい。

 

原料は宮城県産ササニシキと上白糖、塩だけなので小さい子どもにも安心してあげることが出来ますが、大人でも十分その美味しさを実感することが出来るお菓子です。

 

 

700年ほど前から受け継がれている味ですからね、松島こうれんを食べていると、昔の人もグルメだったんだなぁとつくづく思います。

好みの違いとかはあるのかもしれませんけど、日本人の味覚は昔とあまり変わりはないんですね。

 

そんな700年前に思いを馳せることが出来る松島こうれん、ぜひ松島にお越しの際は食べてみてくださいね。

私も次こそは定休日調べて行くようにしますね(笑)

 

紅蓮屋 宮城県宮城郡松島町松島字町内82