初代通天閣が完成した年 大正元年創業 馬上かまぼこ店の笹かまぼこ

仙台市街地から南へ車を走らせること1時間。

 

阿武隈川を越え、常磐道と平行して走る陸前浜街道沿いに1軒の老舗がありました。

 

 

のどかな景色の中に突如あらわれる「笹かまの郷」の看板。

 

 

そしてここが笹かまの郷こと馬上かまぼこ店です。

でけー!

工場と本店がセットになっているからというのはわかりますけど、とにかくでかい!駐車場もものすごく広い!

 

馬上かまぼこ店は大正元年(1912年)に創業した老舗のかまぼこ店です。

大正元年は大阪のシンボル「通天閣」が出来た年。

現在の通天閣は二代目だそうで、大正元年に出来たのは初代の通天閣です。

 

初代通天閣は現在のような形ではなく、パリの凱旋門の上にエッフェル塔を乗っけたようなデザインだったようで、ちょっと常識では考えられないような発想ですよね。

大正元年に完成ということは、明治の時代に考えられたデザインだったのだと思いますが、ホント、そういう発想が出来る人がいたんですねぇ。

初代通天閣は昭和18年に火災で強度不足になり、解体されてしまいました。

で、戦後、現在の二代目通天閣が誕生したんだそうです。

 

そんな時代に創業した馬上かまぼこ店。

早速店内に入ってみます。

 

外から見るのもそうですが、中もかなり広々としています。

工場の見学もできるみたいですね。

 

 

2階はなんと笹かまの郷情報館。

 

 

壁一面に笹かまの情報が掲げられています。

 

老舗が続々導入。ホームページ接客ツール「Hospii」

 

昔、魚のすり身を作るために使われていた石臼や

 

 

木型も。

現在でも使われているみたいですね。

 

 

もうこの形を見るだけで美味しそうに思えちゃうのは、宮城県人になった証拠でしょうか。

 

 

この日は動いていなかったのですが、2階からは笹かま工場を上から見ることが出来ます。

あ~あ、見たかった……、残念。

 

意気消沈したまま1階へ。

 

 

たくさんの笹かまたちに囲まれ、再度テンションが上がります。

 

笹かま屋さんって、本当にいろいろな種類があるからいつも迷っちゃうんですよね。

迷った挙句、決めて購入したのがこちら。

 

 

色々な笹かまセット。

結局どれにするか決まらずにいろいろと入っているお得なバラエティパックにしてしまいました。

 

 

中を開けてみると、こんなにたくさんの笹かまちゃんたちが。

いいですね、これ。本当にいい!

 

切って盛って写真をパシャリ。

 

 

上がちびっこ笹かまくん、下がごもく菜。

 

食べてみると、ちびっこ笹かまくんは中にソーセージが入っていて、笹かまの歯ごたえとソーセージの歯ごたえの両方を味わうことが出来ます。

笹かまって弾力がありますけど硬いわけじゃないので、さらに硬さのあるソーセージと組み合わせることでおつまみポイントが上がります、これ本当に美味い。

 

ごもく菜はちびっこ笹かま君と違い、ふわふわでお魚の味もすごくします、中に野菜が混ぜられているので、その野菜の食感もいいですね、すごく美味しい。

 

笹かま王子は自分専用に一つをまるまるかぶりつきます。

 

 

文句なく美味しかったようです。

 

 

 

馬上かまぼこ店 宮城県亘理郡亘理町逢隈鹿島字西鹿島62番地