戊辰戦争の年 明治元年に創業 精光庵本店のカレー南蛮

今回はJR仙台駅から北へ、と言っても車で10分もしない距離にある上杉へ。

 

仙台市青葉区上杉は仙台市青葉区役所や官公庁、企業のオフィスビルなどもある地域でもあり、東北の住宅地の中で公示価格が最も高い、いわゆる高級住宅街でもあります。

 

ものすごく賑やかな場所というわけでもなく、大通りから一本入るとこのような住宅街になります。

 

 

上杉は「うえすぎ」ではなく、「かみすぎ」と読み、越後の虎上杉謙信の上杉家とは全く関係はありません。

上杉山通(かみすぎやまどおり)を縮めて「上杉」という地名となったようです。

 

この上杉の住宅街の一角に、明治元年創業のお蕎麦屋さんがあります。

 

老舗が続々導入。ホームページ接客ツール「Hospii」

 

精光庵本店です。

薩摩藩、長州藩、土佐藩を中心とした新政府軍と仙台藩も参加した奥羽越列藩同盟が戦った戊辰戦争が始まったのは精光庵本店が創業した明治元年です。

 

その後新政府軍が勝ち、現在のような日本になったわけですが、明治元年の仙台は必ずしも穏やかな空気だったわけではないと思いますけど……、腹が減っては戦は出来ぬの精神だったのでしょうか。

 

 

木の看板にすごく年季が入っていて、歴史を感じざるを得ませんね。

 

店内に入ると、お昼前なのにすでにほぼ満席状態。

あまり広い店内ではありませんが、お座敷もあったりとなかなか落ち着いた空間で、昔ながらのお蕎麦屋さんという雰囲気です。

 

お蕎麦屋さんですからね、やっぱりお蕎麦を食べないといけないと思っていたのですが、カレー南蛮うどんを注文。

 

精光庵本店ではカレー南蛮のカレーはルーから作る本格派で美味しいとの評判を事前情報で得ていましたので、私も例にもれず。

カレー南蛮そばにすればいいんでしょうけど、カレー南蛮にはうどんという自論を貫いてしまいました。

 

で待つこと数分。

 

 

来ましたよ、美味そう!

普通のカレー南蛮よりもカレーの色がほんのりで、とにかくいい香りです。

 

早速一口食べてみると、すげー美味い!

優しいカレーの味がうどんによく絡んで幸せな気持ちになります。

 

具はシンプルに鶏肉と玉ねぎだけなんですけど、玉ねぎがカレーの具になっていたわけじゃなく、多分あと乗せなんですよね、その玉ねぎがシャキシャキしててこれがまた旨いんです。

ねぎのトッピングもあるのに玉ねぎを元からトッピングするなんて粋なことしますね。

 

ものの数分ですべて完食。汁も残さずいただきました。

 

なんだかすごい満足感。

この満足感こそカレー南蛮が食べたくなる要因かもしれませんね。

 

家からも近いし、これから何度かお世話になると思います。

 

 

精光庵本店 宮城県仙台市青葉区上杉3-6-38