今回も仙台市街地から車で2時間の宮城県気仙沼に来ています。
こうして歩いていると、やっぱり雰囲気は海の町だなという感じがします。
気仙沼市の中心地である気仙沼市役所がある通りから1本路地を入ったところに1軒の老舗があるんです。
それがこちら、三事堂ささ木です。
三事堂ささ木は明治41年(1908年)創業の老舗。
明治41年は明治天皇による戊辰詔書が発布された年。
戊辰詔書とは、明治38年に終了した日露戦争後の社会的な混乱や今後の国家発展に向けて必要な道徳を国民に説いた詔書です。
この詔書をきっかけに日露戦争後に荒廃した地方社会の再建、改良をおこなう官製運動である地方改良運動が本格的に遂行されることとなりました。
実は三事堂ささ木のこの建物も国の有形文化財として登録されています。
大正期に建てられた陶器店兼住居、そして隣には土蔵もくっついています。
お店の中に入ると、陶器や食器などが所狭しと並べられています。
色々と商品を見ていると、ご主人が「隣も入って見ていっていいよ」と。
お店の中は土蔵へとつながっていて、そのまま入ることが出来ます。
土蔵の中にも商品が並べられています。
とても雰囲気がいいですね。
外は初夏のような陽気だったのに、土蔵の中は少しだけ涼しいんです、昔の建物って本当に不思議。
で店舗のほうにも戻り改めて何を買おうかと物色していると、すごくかわいい、レトロな陶器のものがあったので今回はこちらを購入してきました。
陶器製の金魚です。
こういったおもちゃでブリキ製のものはありますけど、三事堂ささ木は陶器屋さんなのでこれも陶器製。
水にも浮かべることが出来るようなので、我が家の金魚ちゃんたちの水槽に入れようかと思いましたが、水槽の大きさの割にこの陶器製の金魚が大きいということ断念。
あとでお風呂に浮かべるかな……。
テーブルの上に置いておいたら娘がやってきて早速興味を示し始めました。
見ていると勢いよくクルクルクルーッっと回し始めました。
あああ!陶器製なので落とすと割れてしまうー!と思いましたが、一度遊びだすとなかなか放してくれないのでヒヤヒヤしながら眺めていました。
三事堂ささ木 宮城県気仙沼市八日町2-3-27