東北一の歓楽街、仙台の国分町は夜になるときらびやかなネオンが輝く、いかにも「夜の街」といった具合になるのですが、昼間は至って健全です。
国分町は仙台市街地のど真ん中なので、会社やオフィスがたくさんあるので昼間はビジネスマンが多く歩いていますし、仙台は東北大学、東北福祉大学など市街地にありますので学生も昼間は多く歩いています。
なので子連れで国分町に行くなら昼間をオススメしますが(?)、そんな国分町の真ん中と言ったらいいのか、国分町通りと広瀬通りの交差点のところに1軒の老舗があります。
こちら、奥田金物本店です。
奥田金物本店の創業は弘化元年(1844年)。
弘化は、その前の元号である天保15年5月に江戸城の本丸で火事が起こったという災異により改元された元号です。
昔は今のように一世一元の制ではなく、数年で元号が変わったのでこのような理由で変わったこともあったんだそうです。
中に入ってみると、いかにも金物店といった感じに。
店内はだいぶ広いんですが、所狭しと調理用品が並びます。
フライパンや鍋などの調理用品も多いのですが、プロ向け?お店向け?の調理用品も多数置いてあります。
私も元はと言えば調理師、こういうお店は見ていて全然飽きません。
調理用品も日々進化していて便利グッズなども結構ありますね。
何を買おうかといろいろと迷ったのですが、キラッと目に入った商品、こちらを今回は購入してきました。
ステンレスライス型 600円
オムライスとかチャーハンとか作るときに、こんな形だったらちょっとお店っぽくていいですよね。
中はこんな感じに。
つるつるできれいです。
子どもって「ご飯食べろー!」って言っても、なかなか食べない時もありますが、こういうちょっと変わったことをすると、同じ味なのに急にパクパクと食べだしたりもします。
これでチャーハンを。
チキンライスじゃないですよ、チキン入ってないですからね。
子どもに出してみると……。
ちょっと怪訝そうな顔をしていましたが、全部残さずに食べてくれました。
弘化元年から続く金物屋さんの道具で洋食なんて、なかなかいいじゃないですか。
奥田金物本店 宮城県仙台市青葉区国分町1-6-15