日本にグレゴリオ暦が導入された明治6年創業鳴子ホテル

仙台市街地から車で1時間15分ほどの位置にある鳴子温泉。

 

仙台市街地からは車で30分ほどのところに秋保温泉があったり、車で1時間弱の場所には以前行った白石の鎌先温泉があったりするので、鳴子はちょっと遠い感じもします。

ですが全国的にも有名な鳴子温泉。

せっかくだから入浴したいなと思い、日帰りですが温泉へ。

 

今回お邪魔したのはこちら、鳴子ホテルです。

 

 

この鳴子ホテルは明治6年(1873年)創業の老舗ホテル。

明治6年は、それまで使われていた従来の太陰太陽暦からグレゴリオ暦に変更された年。

グレゴリオ暦の1873年1月1日にあたる明治5年12月3日を明治6年1月1日としたのだそう。

 

現在では昔の暦を「旧暦」と呼び、昔からの行事などは旧暦に合わせて行われているものもありますよね、仙台の七夕祭りも8月6日~8日ですが、これも旧暦の七夕に合わせたものです。

 

明治5年は12月2日までしかなかったということで、12月3日以降誕生日だった人はどういう気持ちで過ごしたのかちょっと気になりますけどね……、まぁ誕生日1回分損したなぁ、くらいの感覚だったのかもしれませんけど。

 

 

 

で、話を戻しますがこの鳴子ホテル、すごく大きなホテルなんです。

鳴子温泉は駅前から温泉街が広がっており、ホテルや旅館も集中しています、温泉街ってなんかいいですよね。

 

建物の中に入りロビーへ。

 

 

すっごくきれい。

 

休日でしたがあまり人はいませんでした、土曜の午前中から温泉入りに来る人もいないか(笑)

あと、時期が紅葉の一歩手前というのもあるかもしれません、紅葉の時期には観光客の人で鳴子温泉あたりはかなり賑やかになるのだとか。

 

老舗が続々導入。ホームページ接客ツール「Hospii」

 

ロビーに掲げられた温泉番付。

なんと鳴子温泉は東の横綱に君臨していますね、よくよく読んでみると条件のところがやや微妙ですが、いい温泉だということに変わりはありません。

 

 

温泉番付の前には「むすび丸」。

 

他県でも知っている人はいるかもしれませんが、このむすび丸、宮城県の観光PRキャラクターで宮城県内いたるところで目にします。

しかも子ども受けが非常にいいんですよね、たしかにかわいいのは認めますが。

 

 

ロビーで受け付けを待っている間、日帰り温泉なのに我が物顔でソファーに座りくつろぐ。

 

鳴子の観光PRキャラクターは、やっぱりこけしですよね。

鳴子に住む人の家には、こけしがとにかくたくさん置いてあるんですよね、特に昔からの家の場合。

2、30体くらいのこけしが飾られていて「こけしたくさんありますね」なんて言ったら、「こんなん少ないほうだよ」なんて言われたり(笑)いやこれホントの話なんですよ。

 

 

受け付けが終わり、いよいよ温泉へ。

館内が広いので、温泉までもまた遠いんです。

 

館内の温泉までの道中には鳴子ホテルの歴史が写真と共に飾られてもいました。

1975年には現在の天皇皇后両陛下(当時の皇太子殿下ご夫妻)も鳴子ホテルに泊まられたそうです、すごいホテルだな。

 

 

で、いよいよ温泉に到着。

 

 

写真の撮影はここまでですが、広いお風呂に露天風呂も。

 

お湯がなんて言ううんでしょう、とろっとしていて肌にまとわりつく感じ。

息子と二人で「スベスベ~!」とキャッキャしながら入ってきました。

 

のぼせる寸前まで温泉を楽しみ、女性陣を待つあいだ……風呂上りにはやっぱビールだろ、と言いたいところですが今日は日帰り、このあとも運転があるため泣く泣くガマン……。

 

次回は絶対に泊まりで来るぞとこけしたちに誓いを立てたのでした。

 

 

 

 

鳴子ホテル 宮城県大崎市鳴子温泉湯元36