仙台市街地、東北地の歓楽街である国分町に来ています。
この辺りはビジネス街でもあるのでビジネスマンはもちろん、デパートなどもあるのでマダムや学生など昼でも大勢の人が歩いています。
国分町から定禅寺通りを渡り、国分町通りを北へ。
で、一つ路地を入ったところに1軒の老舗があります。
こちら、うな貴です。
うな貴は明治5年(1872年)に創業した老舗のうなぎ屋さん。
明治5年は世界遺産、富岡製糸場が操業を開始した年。
フランスの技術を導入して作られたもので、当時器械製糸工場としては世界最大規模だったそうです。
その後、戦争を経て1987年の操業停止まで一貫して製糸工場として機能してきました。
うな貴も明治5年から100年以上もの間、うなぎ屋を営んできました。
このあたりは国分町も近いですし、勾当台公園の目と鼻の先というかなりの好立地ですが、路地に入り、さらに入り口も奥まったところなので場所が少々わかりづらいかもしれません。
ただ、そんな隠れ家っぽいところがまたいいのかも。
店内に入ると1階、2階と席があり私は1階の席に通してもらいました。
うな貴では、普通のうなぎ屋さんと同じように松・竹・梅とうな重があり、他にうなぎの白焼きやう巻きなどの単品も豊富。
さらに平日お昼限定で昼重といううなぎが半身乗ったリーズナブルなうな重もあるんです。
本当は松でも頼みたかったんですけどね、初めての来店ですしせっかくなので昼重を注文。
待つこと約30分……うな重って注文してから作るので席に運ばれてくるまでが他の飲食店と違って長いですよね。
夜だったらビールでも飲んでゆっくり待っていればいいですけど。
まぁでも、期待感が徐々に高まるこの待ち時間がいいのかも、すぐ出てきたら「本当に今作ったの?」って思っちゃいますからね。
そんなことを考えつつ期待感がMAX振り切りそうになった時に「お待たせしましたー」と。
き、来た!
わあ。
美味そう!そしてすごく香ばしいいい香りが。
よだれが止まりません。
うなぎが半身ですけど、結構大きく見えます。
ご飯にもタレがしみしみです。
それではいただきます!
まずはうなぎを食べてみると、外側はパリッとしてて、でも身はふわふわしてて本当に美味しい!
ご飯と一緒に食べると最高です。
タレは甘みを抑えたしっかりした味です。
待ち時間40分、食べ時間5分、完食です。
もうほんと幸せ。
今回食べたのは半身のうなぎが乗った昼重でしたが、次回はもっとたくさんのうなぎが乗ったうな重にしようと心に決めました。
うな貴 宮城県仙台市青葉区国分町3-2-18