戊辰戦争が始まる前 江戸時代末期創業 堤焼乾馬窯の堤焼

さて、今日は仙台の市街地から車で15分ほどの場所にある仙台市泉区にやってきました。

 

 

ここは水の森公園という大きな公園の近くで、自然が豊かな場所です。

 

 

白鳥が水辺で遊んでいます、いいですね。

 

ここに江戸時代末期から続く老舗があるんです。

それがこちら、堤焼乾馬窯です。

 

 

堤焼乾馬窯は江戸時代末期に創業した堤焼の老舗。

先日行った芳賀堤人形製造所のある堤町一帯に多くの窯があったことから堤焼とされましたが、堤焼の歴史を現在まで守り続けているのはこの乾馬窯のみだそうです。

 

初代は江戸時代末期に江戸から仙台に招かれた三浦乾也という陶工に師事し、「乾」の一文字を授かって「乾馬」と名乗ったんだそうです。

以降、当主が乾馬を襲名し、現在は5代目乾馬が乾馬窯を守り続けています。

 

 

堤焼の特徴は黒と白の釉薬を流し掛ける「海鼠釉(なまこゆう)」。

二重に流すことで二つの釉薬が化学反応を起こし、味わいのある模様が生じるんだそうです。

外に置いてあったこの甕も、黒と白ですね。

 

老舗が続々導入。ホームページ接客ツール「Hospii」

 

外から声を掛けるも、中には誰もいない様子。

せっかく来たのに……とガッカリしましたが、JR仙台駅などでも購入できるそうで探してみることに。

 

いろいろと調べていると、現在JR仙台駅の駅ビル「S-PAL」で仙台市工芸展というものが開催されているらしく、ちょうと堤焼乾馬窯も出店しているみたいです。

 

ということで、仙台駅へ。

 

 

S-PALは駅直結の駅ビルです。

 

 

ここの1階の広場で……。

 

 

やってますね。

 

仙台の工芸品であるこけしとか、仙台箪笥などのお店が並ぶ中……。

 

堤焼乾馬窯もありました。

 

 

湯飲みや徳利、ぐい飲みなど並びます。

どれも表情が一つ一つ違うので見てみるだけでも楽しいです。

 

堤焼の特徴である海鼠釉のものは……黒と白のものがそうなのかな、すごくきれい。

 

ということで今回はこちらを購入してきました。

 

 

黒と白がすごくいい。

 

近づいてよーく見てみると、黒と白が交わっているところがすごくきれいなんです。

 

 

ブルーになっているところもあったり。

 

 

なんかすごいですよね、「宇宙」って感じ。

すごくよいものを購入することが出来ました。

 

これコーヒーとか入れて飲むといいのかもしれませんけど、ビールもいいんじゃないかということで……。

 

 

ビール入れてみました、それではいただきます!

 

 

う、うまい!

いつもの1.5倍うまい!

口にあたる部分が陶器だからなんだか柔らかな感じがして、少し高級なビールを飲んでいる、そんな気分にもなれます。

 

これからは晩酌用にこのグラスを使おうかな。

 

 

堤焼乾馬窯 宮城県仙台市泉区上谷刈赤坂8-4