今回はJR仙台駅東口にある初恋通りに来ています。
明治29年(1896年)に詩人・小説家の島崎藤村が東北学院の教師として赴任した際に、この地で下宿をしていたそうです。
その下宿をしているときに書かれたのが島崎藤村の第一詩集「若菜集」で、この詩集を代表する詩が「初恋」。
その初恋にちなんでつけられたのがこの初恋通りなんだそうです。
素敵ですね~。
この初恋通り沿いに1軒の老舗があるんです。
こちら、梅津酒店です。
梅津酒店は明治31年(1898年)に創業した老舗の酒店です。
明治31年は日本で初めて自動車が走った年です。
フランスの車で築地から上野までデモンストレーションを行ったのがこの年なんだそうです。
自動車を始めてみた当時の人たちはどういう気持ちだったんでしょうかね、もうすでに鉄道は開通していたので、小さい自家用の鉄道が走っている!って感じだったのでしょうか。
どちらにしろ当時の人たちが驚いたのは想像に難くありません。
ちなみに島崎藤村は東北学院に約1年間の赴任だったようなので、島崎藤村が去った後に創業した感じですね。
梅津酒店、お店の側面には宮城の地酒マップがあります。
店内に入ると、やはり日本酒の品揃えがすごいですね。
宮城の地酒はほぼ網羅しているんじゃないかというくらい。
日本酒以外にもワインやビールなど種類も豊富に置いてありました。
宮城県の地酒を買うのもいいんですけど、地酒は直接蔵元に行って買いたいので……、でもせっかく買うなら宮城県っぽいものがいいな、と。
ということでこちらを購入してきました。
「一番搾り仙台づくり」です。
県産ササニシキと東北産ホップです。
私はビールが大好きですからね、これは美味しいはずですよ。
暗くなるのを待ち、いざ。
いいですね!いただきます!
美味い!
間違いない!一番搾りは間違いないですよ!
美味くないわけがないんですよ。
ビールだけではなくJR仙台駅前で宮城県内の地酒を手軽に入手できる梅津酒店。
かなり重宝するお店ですね。
梅津酒店 宮城県仙台市宮城野区榴岡2-2-25