今回は仙台市街地から車で40分ほどのところにある本塩釜に来ています。
鹽竈神社から程近いこの場所に、100年を超す老舗があったので伺ってきました。
それがこちら、門脇酒店です。
門脇酒店は大正7年(1918年)創業の老舗酒店。
大正7年は日本女子大学が創立した年。
現在でも東京・目白台にある日本女子大学ですが大正7年に日本で初めての女性の高等教育機関としてこの年に誕生しました。
ちなみに当時の初代学長は、一つ前の5千円札の肖像画だった新渡戸稲造です。
もちろん建物が当時のままではないのはわかりますけど、なんだかおしゃれですよね。
ある意味老舗感を打ち消している感じもします。
ですが看板のフォントとかはなんとなく老舗感が。
店内に入ると、酒屋さんとは思えないなんとも洒落たディスプレイ。
おしゃれな本屋さんみたいな雰囲気、でも並んでいる商品はお酒という不思議なお店です。
やはり宮城県の日本酒が多く並びますが、焼酎や果実酒も多く並んでいます。
塩釜と言ったら江戸時代から続く老舗の酒蔵、佐浦の浦霞が有名ですけど今日は日本酒という気分でもないんだよなぁ……。
と、悩んだ挙句購入してきたのはこちらです。
みかん酒。
このお酒は奈良県の梅乃宿酒造という会社が作っているのですが、この会社も明治26年創業の老舗だったんです。
「要冷蔵」と書いてあるので冷蔵庫で冷やして……。
まずはストレートで。
みかんのつぶつぶが入っていて美味しそう。
飲んでみると、もう口の中みかん全開、すっごく美味しい!
こういう果実酒って後味で変なお酒の味がするものが多いですが、このみかん酒はそういうのが全くなくて喉にお酒の熱さを感じることが出来ます。
美味いなぁ、これ。
このままで十分カクテルですよ。
ソーダで割ったらさらに美味くなるだろうなと思いジンジャーエールで割って氷を入れて飲んでみると……。
やっばいこれ。本当に美味しすぎる。
美味しい瞬間を写真で撮ったのですが、膝に乗せていた娘がカメラを奪い取ろうと暴れまして……(笑)
本当に美味しいみかん酒、最後まで全部いただいちゃいました。
門脇酒店 宮城県塩竈市北浜1-2-22