江戸末期慶応年間から続く石巻呉服の老舗 かめ七呉服店のかめタオル

さて、今回も石巻にお邪魔しています。

 

 

ここはJR石巻駅から徒歩5分ほどの場所にある石巻の市街地です。

石巻は歴史のある街ですからね、この辺りも長く続けている老舗が数軒残っているんですが、今回もそのうちの1軒「かめ七呉服店」にお邪魔しようかと思います。

 

地図アプリを頼りに歩いているんですけど……。

 

 

地図だと確かにここなんだよなぁ……、でもちょっと違う……よね。

隣など確認してもそれらしきお店はない……。

 

仕方がないので、ここの中に入り聞いてみることにしました。

 

「すみません、このあたりにかめ七呉服店ってお店があると思うんですけど」と聞くと、「かめ七さんはこの裏だよ!この通りからだとちょっと行きづらいからついておいで」とこの建物の裏口に案内してもらえました。

 

老舗が続々導入。ホームページ接客ツール「Hospii」

 

こんな裏口から出てきて……。

「あの建物だよ」と教えていただけました。

 

 

ああ、これですね。たしかに行きづらいかも。

 

 

ありました、こちらかめ七呉服店です。

かめ七呉服店は江戸末期、慶応年間に創業の老舗呉服店です。

 

石巻は古くから漁港の町として栄えました。

江戸時代には河川交通と海運との結節点として日本海側の酒田港と並んで奥州の二大貿易港として全国的に有名な場所でした。

伊達政宗公の家臣である支倉常長がローマへ渡ったときも、この石巻の月浦から出港しています。

その後、江戸末期から明治初期にかけては戊辰戦争などで東北地方はかなり混乱しましたが、そんな時代を乗り越えて現在までかめ七呉服店は続いています。

 

 

暖簾がいい感じですね。

 

このかめ七呉服店も2011年の東日本大震災では被災をしたお店の一つ。

その時、お店の商品は津波によってすべて流されてしまったそうですが店舗の3階にあったタオルだけは被災を逃れたのだそうです。

 

唯一被災しなかったタオルはその後ラッキーアイテムとして広く人気になったんだそうです。

ということで、今回はそのラッキーアイテムをゲットしに来たんです。

 

店内に入ると、和装の小物やお祭り用品みたいなものもあります。

ちょっと私が入ると場違いな感じ……(笑)

でも店員さんはとてもやさしく接してくれました。

 

で、店舗の一番奥に……あった!かめタオル!

色々なカラーがあり、そのカラーによって効果が違うみたいで、迷いましたけど一つ選んで購入してきました。

 

こちらです。

 

 

かめ七呉服店のかめタオル。

 

赤は「元気」です。

元気があれば何でもできますからね、他の色は自分的に合わないかなと思ったので、元気の赤にしました。

開けて触ってみると、ふわふわ肌触りがよくて気持ちいいんです。

 

これは子どもにもいいかもなぁ。

 

 

早速渡してみると、かわいいかめ柄のタオルに興味津々。

 

子どもの普段使いのタオルでこれから大活躍しそうです!

 

かめ七呉服店 宮城県石巻市中央2-7-31