50年の在位記録はNo,1 徳川家斉の時代 文政12年創業のよろづ園茶舗の緑茶

仙台駅から南へ。

 

地下鉄で一駅、五橋駅近くにある老舗に伺いました。

ちなみに、一駅ですが仙台駅からも徒歩圏内で、大きなオフィスビルが建ち並ぶ場所でもあります。

 

大通りから一本路地を入ると……。

 

 

ありました。

 

よろづ園茶舗です。

創業は文政12年(1829年)の老舗のお茶屋さんです。

 

文政年間は第11代将軍、徳川家斉の時代ですね。

徳川家斉は天明7年(1787年)に15歳で征夷大将軍になると、天保8年(1837年)まで、50年にわたり征夷大将軍として在位し続けました。

この記録は歴代の征夷大将軍の中で最長です。

 

諸説ありますが、あまり政務に熱心ではなかった徳川家斉ですが、幕府の権力が絶頂期を迎えていたため、その50年間は安定していわれています。

 

そんな徳川家斉の時代、よろづ園茶舗は仙台藩の許可を得て仙台藩御用達のお店として創業したのだそうです。

 

 

木の看板が本当にいい雰囲気です。

 

老舗が続々導入。ホームページ接客ツール「Hospii」

 

ここ五橋は楽天ゴールデンイーグルスの本拠地も近いですからね、お店の外でアンパンマンが楽天のユニフォームを着ていました。

五橋に限らず仙台市内は楽天ゴールデンイーグルス推しのお店はすごく多くて、アーケードの中もそうですし、街中のお店で楽天のポスターが貼られていたり、テレビつければ楽天の選手が出ていたり、何人か集まってお酒を飲めば2013年初の日本一になった時の話になったりと、街全体で楽天ゴールデンイーグルスを応援しています。

これが地方フランチャイズのチームの良いところかもしれませんね。

 

で、よろづ園茶舗に話を戻します。

このあたり大きなマンションやオフィスビルに囲まれているエリアですが、その中で静かに営業を続けています。

 

店内に入ると、女将さんが優しく対応をしてくれます。

 

お茶の種類も十数種類あるのですが、私はお茶に関しては全く分からず……。

女将さんに聞いたおすすめの中から選んで購入してきました。

 

それがこちらです。

 

 

お茶のパッケージってなんか高級感ありますよね、昔はこういう包装じゃなかったんだと思いますけど。

そういえば、昔のお茶のパッケージってどんなんだったんだろう……?

紙かな?茶箱かな?

 

でも鮮度を保つっていう意味では、現在のこのレトルト食品のような包装がいいんですよね。

お茶屋さんとか、お茶農家の人たちだったら新鮮な緑茶を飲めたのかもしれませんけど、一般庶民の口に入るときにはちょっと鮮度落ちしていたんだと思います。

ということは、私たちが普段飲めているお茶は江戸時代の一般庶民の味ではなく、お茶屋さんやお茶農家の人たちと同じくらいの味だということになりますね。

 

よろづ園茶舗は仙台藩御用達だったようですが、仙台藩主が飲んだお茶よりも私たちは良い味のお茶を飲めているんですね。

 

 

茶葉を入れてみると、すごくいい香りがします……おちつく……。

 

 

色が本当にきれいですね。

 

 

飲んでみると……、ほんと落ち着く。

 

なんでこんなに心安らかになるんでしょう。

緑茶って不思議ですよね、日本人としてのDNAがそう感じているのか、気のせいなのかわかりませんけど、「ほっとする」という言葉がこれほどピッタリな飲み物はほかにありません。

 

食後のお茶や休憩時間のお茶もいいですけど、仕事中の緑茶もなかなかいいですよ。

心穏やかに仕事をするのが一番ですからね(笑)

 

 

よろづ園茶舗 宮城県仙台市青葉区五橋1-4-5