国鉄最古の雪害記録が残る明治16年創業 蕎麦処かふくのもりそば

仙台市街地を東西に貫く定禅寺通りの東側の端っこです。

 

 

この定禅寺通りは仙台城下の西公園まで続いているきれいな並木道で、冬はイルミネーションが飾られてとても賑やかになります。

仙台青葉まつりの時にはすずめ踊りの会場にもなったり、仙台を代表する街並みの一つとも言える場所です。

 

この定禅寺通りの東の端に1件の老舗があります。

 

 

蕎麦処 かふく(家福)です。

 

かふくは明治16年(1883年)創業の老舗のお蕎麦屋さん。

 

明治16年の2月に、東京では観測史上最多となる46cmの積雪があったそうです。

東京って10cmくらいでも交通機関がマヒして大混乱になりますけど、46cmも積もったらどうなるのでしょうか?

日本での鉄道の営業運行の開始は明治5年で、明治15年には新橋~横浜間で急行が走り始めたそうなので、まだまだ庶民の足ではなかったかもしれませんが、電車を使う人も結構いたんじゃないでしょうか。

もしかしたら昔の電車のほうがスピードも出ない分、積雪などには強かったのかもしれませんけど。

 

で、明治16年2月の雪の事をちょっと調べてみると、ありましたね。

大雪の影響で新橋~横浜間の関東地方全線で運休、6時間かけて横浜方面から線路を掘り出し、午後4時に下り列車が開通したようです。

この記録は国鉄のもっとも古い雪害記録として記録されているそうです。

 

やっぱり46cmも積もったら昔の電車でもダメだったみたいですね、でも6時間かけて復旧するという所がすごいなと感じる部分でもあります。

 

話は戻りますけど、明治16年創業のかふく。

 

 

なんか妖怪絵みたいな看板ですけど……蕎麦入道でしょうか。

 

中に入ると。

 

老舗が続々導入。ホームページ接客ツール「Hospii」

 

お店は2階のようです。

 

階段を上がり店内へ。

 

 

真ん中に囲炉裏があるカウンター席に通されました、これはぶんぶく茶釜ですね。

 

 

このお店、お蕎麦屋さんなので蕎麦はもちろんですけど親子丼だったりかつ丼だったり天丼だったりと、メニューも豊富。

ある意味普通のお蕎麦屋さんとでも言いましょうか……。

 

この日は寒かったので温かいお蕎麦にしようかな、なんて考えていましたがメニューを見ると何やら名物があるようで……。

 

 

「もりそば 一枚650円、二枚700円、三枚750円、四枚800円……」

1枚プラスで50円だそうです。

なんだかすごくお得な感じがしますね、六枚食べても900円ですよ、六枚って六人分って意味じゃないのかなぁ……。

 

この日、満席になるくらいお客さんは入っていましたけど、ちょっと肌寒いからかもりそばを食べている人はいませんでした。

どんなのが出てくるんだろう……とドキドキしつつも、「もりそば五枚ください」と注文。

 

で、待つこと数分……「お待たせしました~もりそば五枚で~す」

 

 

で、出た!

これ、さっきの蕎麦入道の絵そのまんまじゃん!

 

 

あの絵はこのもりそばを食べているときの絵だったんですね。

見える範囲内だけでも29枚は食べてますよ、蕎麦入道、恐るべしですね。

 

もりそば一枚の量は多いわけではないですけど、特別少ないというわけでもありません。

食べきれるかな……と少々不安を覚えつつ、食べてみると……。

 

美味い!

蕎麦の香りとツルツルののど越しが非常にいいですね。

 

結構スルスルと食べてしまえそうです。

 

ただ、カウンターの限られたスペースですからね、一番上のせいろから食べていくわけなんですけど、座った状態だと重ねてあるもりそばの一番上がちょうど目線くらいの高さなんです。

そこから、蕎麦をお箸で持ち上げて……となると、腕を最大限上に上げないと掴めないんですよね、なので、食べ進めていると肩からひじあたりに負担がかかります。

 

うまいうまいと食べる事10分。

 

 

あっさり完食です。

本当に美味しかったですよ、多分10枚くらいならいけそう。

 

でも五枚食べましたからね、なんだか満足感と満腹感に包まれながらお店を後にしましたが、あんな美味しいお蕎麦があるんだったら……蕎麦入道の気持ちも少しだけわかるような気がします。

 

 

蕎麦処 かふく 宮城県仙台市青葉区本町1-14-16