外国との社交場 鹿鳴館が開館した年 明治16年創業 鳴海屋紙商事の浪漫竹

今回は仙台市街地から車で10分、仙台市若林区卸町に来ています。

この辺りはその名のとおり、卸問屋が立ち並ぶ地域でもあるので小売店はあまり多くありません。

 

そんな卸町に1軒の老舗があります。

こちら、鳴海屋紙商事です。

 

 

鳴海屋紙商事は明治16年(1883年)創業。

明治16年は明治時代に、国賓や外交官を接待する場所として作られた社交場、鹿鳴館が開館した年。

以降、日本政府は鹿鳴館を中心とした外交政策を行いましたが、それと同時に欧化政策の象徴として批判もされ、結局は長くは続きませんでした。

明治23年には宮内省に払い下げられ、明治27年には華族会館として使用されるようになり、昭和15年に取り壊されることになりました。

 

 

鳴海屋紙商事は紙や紙加工品の製造や卸をやっている会社ですが、他に東北三大祭りの一つ仙台七夕祭りの吹き流しを作っている会社としても有名です。

仙台七夕祭りは伊達政宗公の時代から続く歴史あるお祭りで、毎年8月6日~8日まで仙台の市街地にあるアーケード街にこのように大きな七夕の吹き流しが多数披露されます。

 

老舗が続々導入。ホームページ接客ツール「Hospii」

※仙台七夕まつり

 

鳴海屋紙商事では、このような本物の七夕の吹き流しも作っていますが、これらのほかにお土産用の吹き流しも作っているようなので、今回はそちらをゲットしようと、ここまで来たわけです。

 

ただ、ここは事務所となっていて購入が出来るのかな……?出来ないのかな。

調べてみると仙台市街地に鳴海屋紙商事の七夕企画室という所があるようなので、そちらへ行ってみる事にします。

 

 

で、やってきました。

ぶらんど~む一番町商店街から横道に1本入ったところに七夕企画室がありました。

看板にも「七夕の店」と書いてありますね。

 

七夕企画室を目指しビル2階へ……。

 

 

おおお!ここですね。

扉は開いていたので中を覗いてみると、仙台七夕まつりの準備でしょうか何やらかなり忙しそう。

お店の中をぐるりと見てもお土産用の吹き流しも無さそうなので、ひとまずお店を出ることに……。

 

困った……、どこかに売っているところはないかと、さらに調べると仙台駅近くの東急ハンズに売っていると。

 

 

ということで、東急ハンズにやってきました。

宮城県だけではなく東北の名産品が置いてあるコーナーがあり、その並んでいる商品を見ていくと……あった!

 

ということで今回購入してきたのはこちらです。

 

 

鳴海屋紙商事の浪漫竹。

 

 

浪漫竹と書いて「ロマンチック」と読みます。

 

 

かわいいですね、小さいんですけど作りが本当にしっかりしています。

昨年、手作り七夕キットを使い自分で吹き流しを作りましたけど、それと比べると……。

小さな折り鶴も付いているし、外国の方がお土産とかにもらったらすごく喜びそうですよ。

 

 

やっぱり女の子はこういうかわいいのを見ると「わー」ってなりますよね。

3歳の娘も、なんだか夢見心地になってきました。

 

今年の仙台七夕祭りも8月6日~8日まで開催されますので鳴海屋紙商事の吹き流し、楽しみにしたいと思います。

 

鳴海屋紙商事 宮城県仙台市若林区卸町2-14-5