大塩平八郎の乱が起こった時代 天保4年創業 海老喜の登米みそ

宮城県北部の町、登米市に来ています。

古くから栄えていた登米で、古くて重要な建物も多く残っている地域でもあります。

 

その中の一つにこちら。

 

 

醸造業の海老喜の建物は江戸末期から大正期にかけてのもので、国の有形登録文化財に登録されているもの。

町の玄関口に立地するこの建物は、現在修復工事中のようです。

 

海老喜のお店はこの隣にあり、現在も営業中です。

 

 

海老喜は天保4年(1833年)創業の老舗の味噌屋さん。

 

天保8年(1837年)に大塩平八郎の乱が起こりました。

大塩平八郎の乱は、大坂町奉行所の元与力、大塩平八郎とその門徒が江戸幕府に起こした反乱で旗本が出動した戦としては島原の乱以来約200年ぶりのことでした。

結果半日で鎮圧された大塩平八郎の乱でしたが、元役人が幕府の直轄地で反乱を起こしたということで幕府はもとより各藩の要人たちにも大きな衝撃を与えた事件だったそうです。

 

 

そのころから現在まで商いを続けている海老喜。

味噌屋さんですが、その可能性を広げるためにみそアイスやみそマコロンなども製造、販売しています。

 

老舗が続々導入。ホームページ接客ツール「Hospii」

 

隣の蔵は資料館にもなっています。

 

広い店内には味噌や醤油などが並びますが、外の幟にもあったみそアイスなどのお土産も充実しています。

アイスもいいなぁと思いましたが、ここはやはり味噌でしょう。

 

で、購入してきたのがこちら。

 

 

海老喜蔵出し 登米みそ。

 

 

仙台味噌のように赤くはないですね。

 

さらに、こちらも。

 

 

海老喜特製もろみです。

ああ、美味しそう。

 

この味噌を使って……、やっぱり味噌汁でしょう。

 

 

豚汁にしてみました。

 

 

味噌汁の色もあまり濃くはありません。

味も濃い感じではなく、ほんのり甘くて優しいお味噌の味。

でも奥が深い味わいなんですよね、言葉で表現するのが難しいんですけど一言で言うなら「美味しい!」。

 

 

今日は休日だったので、キャンプごっこということで子どもとベランダで味噌汁を食べました。

まだ2月なので外は寒いんですけど、寒い中食べる味噌汁はまた格別。

 

 

「アチアチ」と言いながらおかわりまでして食べてくれました。

 

 

もう一つ、もろみは夜、ビールのおつまみとしてきゅうりにつけて食べました。

ピリ辛で、でも味噌の味わい深い感じがとても美味しくて、もうサイコーでしたね!

 

 

海老喜 宮城県登米市登米町寺池三日町22