今回は宮城県北部の港町、気仙沼から車で南へ30分ほど行った場所にやってまいりました。
海沿いの道を南下していくと高台に建つ1軒の老舗、こちら、山証です。
山証は明治30年(1897年)創業の老舗。
明治30年は東京・荒川区にある日暮里駅から宮城県南部にある岩沼駅を結ぶ常磐線が開通した年。
明治22年に水戸線から始まり、明治29年に東京の田町~水戸間が開通、翌明治30年には岩沼まで全線開通したのだそうです。
そのころから営業を続けている山証。
山証は水産加工をやっている会社でめかぶや宮城県の名産品であるホヤの加工品も扱っています。
海沿いの場所にありますが、かなり高台になっていますね。
建物の近くに行ってみると、皆さん忙しそうにしていて大きな機会も稼働中。
こちらは工場のようで商品を買える感じじゃないですね……。
気仙沼の魚市場も見てみましたけど山証の商品を見つけることが出来ず……。
どうしたもんか……と思いましたが、調べてみるとネットでも購入が出来るようで注文し数日待つと。
来ました!
袋を開けてみると……こちら。
山証の乾燥刻みめかぶ。
量が少ないのかな?と想像していましたが、これは乾燥ですからね、ふえるわかめちゃんみたいな感じなのでしょう。
食べ方のレシピも入っていて、乾燥めかぶはお湯で戻してそのまんま食べるか、うどんとかそばにそのまま入れると……、という事は味噌汁もOKですよね。
という事で、味噌汁を作ることに。
具は豆腐にしようか、油揚げにしようか……迷った挙句
豆腐と油揚げのハイブリッドである厚揚げに。
味噌汁作って、この乾燥刻みめかぶをちぎって入れるだけという簡単さ。
出来上がりました。
食べてみると、もう完全にめかぶ。
乾燥なので、ちょっと固いかな?とも思いましたが、ツルツルのめかぶです。
お味噌汁の中に入れると磯の香りもして食欲倍増です。
子どもたちもめかぶは大好きなので、たくさん食べてくれました。
乾燥刻みめかぶは調理もすごく楽ですし、日持ちもするし、一家に一つ常備しておいて損はない逸品ですね。
山証 宮城県気仙沼市本吉町大沢202-2