元禄小判の通用が開始された元禄8年創業 早坂薬局のくまざさ飴

宮城県中部、仙台から北へ車で30分ほどの場所にある吉岡宿です。

 

 

江戸時代には交通の要衝として栄えた吉岡宿。

昔のような賑わいではないのかもしれませんが、今でも様々な店舗がありますし通りも当時の面影が残っているんだそうです。

 

そんな吉岡宿に元禄8年(1695年)に創業した老舗があります。

 

それがこちら、早坂薬局です。

 

 

とてもオシャレなお店。

元禄8年ですから300年以上の歴史があるわけですが、そんな風には見えませんよね。

 

でも、ほら。

 

老舗が続々導入。ホームページ接客ツール「Hospii」

 

「創業元禄八年」とちゃんと書いてあります。

 

元禄8年は元禄小判が通用開始された年。

江戸時代の金貨としては慶長小判に次ぐものなんだそうです。

 

 

老舗の薬局と言うと、ちょっと入りづらいイメージがあるんですけど、この早坂薬局は明るくて気軽に入店できる雰囲気ですね。

早速店内に入ると色々な薬が並んでいるのが目に入ります。

 

風邪薬やのどの薬、栄養ドリンクからシャンプーなどの日用品もありますね。

 

今回は何を買おうか悩みましたが、ちょっとのどの調子がよくなかったので……、ということでこちらを購入。

 

 

ささあめです。

こういうのお菓子屋さんでは買えない飴ですよね、薬局ならではと言うか。

 

 

くま笹には殺菌、防臭、加湿作用があるそうです。

のどに良いとはどこにも書いてないのですが、絶対にいいですよね。

 

 

サイズは普通の飴サイズ。

 

 

口の中に入れてみると、なんでしょう……イメージ通りの味というか、色通りの味というか。

この色は抹茶の緑じゃないんですけど抹茶味なんですよね、くま笹ってこういう味なのか、とても美味しいです。

 

薬局って「名物があるから行く」とか「〇〇が美味しいから行く」とか、ましてや「老舗だから行く」という場所ではないので、長く商売を続けていくのが難しい職種なのではないかと思いますが、そんな中でも早坂薬局、元禄8年から300年以上に渡って続けてこれたのは地域の人たちの力になってきたからに他ならないのかなと思います。

 

早坂薬局 宮城県黒川郡大和町吉岡字下町2