南極探検 白瀬隊が活躍した大正初期創業 武田屋そばのカレー南蛮

今回は仙台市若林区にやってきました。
 

 
若林区は仙台の市街地から南側に位置する地域で、仙台市街地からも車で10数分という距離。
 

江戸時代には伊達政宗公が晩年を過ごした若林城があった地域で、昔から商工業で栄えた地域でもありますが、この地に、1件の老舗蕎麦屋さんがあります。

 

 

 
 

こちら、武田屋そばです。
 
 

武田屋そばは大正初期に創業した老舗のお蕎麦屋さん。
 
 

大正元年には千島や南極の冒険をおこなった白瀬隊が南極点到達を断念しましたが、南緯80度5分、西経156度37分の地点に大和雪原と名前を付けて日の丸を掲げ、日本領を宣言しました。

 
 

この南極の日本領は第二次世界大戦後に日本が南極の領地を放棄したことで無くなりましたが、その後の調べでこの地は陸上ではなく棚氷だったことが判明しました。

 
 

南極点へは到達できませんでしたけど、大正初期に南極を探検していたなんてちょっとびっくりですよね。

 
 
武田屋そばはそのころから100年以上営業を続けてきました。

 
 

武田屋そばの目の前を川が流れています。

 
 

老舗が続々導入。ホームページ接客ツール「Hospii」

 
 

広瀬川の支流ですかね。
 

11時の開店と同時に店内へ。

 

テーブル席が5、6ほどの店内、なんだか落ち着きます。

 

テーブルに着き、メニューを見てやや考えます。

 

 

蕎麦の老舗なので、蕎麦本来の味わいがよくわかるざるそばとかにしたほうがいいのは百も承知しているんですけどね、1月の仙台はやっぱり寒いんですよ……。

 

 
という事で、カレー南蛮そばを注文しました。

 
 

待つこと十数分。

 
 

きましたよ、カレー南蛮そば。
 
 

 
 

食欲をそそるカレーの香り……、たまりませんね。

 

まずスープを一口飲んでみると……うまーーーい!

 
 

なんでしょう、蕎麦屋さんの出汁の効いたつゆとはちょっと違って、最初はほんのり甘いんですけど、ピリッと辛みが追いかけてくるんです。

 

普通の蕎麦屋さんのカレー南蛮とも違うし、普通のカレーライスとも違う、本当に美味しいカレー南蛮。
 

蕎麦をすすると、ツルツルですごく美味しい。
 

 
 

具は鶏肉とネギ。このシンプルさがまたいいんですよね。

 
 

11時過ぎの開店と同時にお店に入ったのですが、その後も続々とお客さんが来てすぐに満席に。

 
駅から近いわけでもないのに……。
 

それだけ地元の人々に愛されているお店なんですね。
 
 

10分ほどですべて食べてしまいました!ああ、美味しかった。
 
 

やっぱり寒い日はあったかいお蕎麦に限りますね、暑い夏はざる蕎麦とかツルっといけますし、蕎麦って万能食なんだなと改めて思いました。

 
 

武田屋そば 宮城県仙台市若林区南材木町60