樺太・千島交換条約が締結された年 明治8年創業 せとやのアクリルたわし

今回はJR名取駅から東へ。

 

 

車で10分ほど行ったところにある閖上さいかい市場へやってきました。

 

 

ここ閖上さいかい市場は2011年の東日本大震災で甚大な被害のあった閖上地区。

被災したことで事業が停止してしまったお店がここで仮店舗を営み、事業を再開しています。

 

昨年、閖上さいかい市場内にある佐々木酒造店にも伺いましたね。

 

 

ここにはまだ100年以上続く老舗があったようなので、今回再訪したというわけです。

それがこちら。

 

 

明治8年創業のせとやです……ってあれ?

閉まってる?

 

 

えええ!なんと。

閖上さいかい市場内の店舗は閉店されていました。

しかし閖上に戻られて営業を再開されるのだとか。

これは喜ばしいことですね。

 

老舗が続々導入。ホームページ接客ツール「Hospii」

 

もう新しい店舗もオープンしているようなので、閖上に向かいますか。

 

 

閖上さいかい市場から車で10分。

太平洋沿いに出てきました、ここが閖上地区です。

 

閖上地区はまだまだ復興の途中、工事車両が多く行き来しています。

 

 

この閖上地区に4月25日にオープンしたかわまちてらす閖上。

 

 

海辺テラスからは太平洋が一望出来て気持ちがいいですね。

で、このかわまちテラスの目と鼻の先に、お目当てのお店せとやがありました。

 

 

せとやは明治8年(1875年)創業の老舗洋品店。

明治8年は日本とロシア帝国との間で樺太・千島交換条約が締結された年。

元々日本とロシアとの国境は安政元年の日露和親条約で定められ、千島列島の択捉島以南を日本、得撫島以北をロシアと決まりましたが樺太については国境を定めることが出来ずに混住の地とされていました。

 

そこで明治8年5月に樺太全島をロシア領に、得撫島以北の千島18島を日本領にする樺太・千島交換条約が締結されました。

 

 

さすがオープンしたてで中も外もすごくきれいですね。

店内に入ると、婦人服や小物が多く並びます。

 

でも私は40男……、店員さんはもちろん嫌な顔はしていませんが場違い感が漂います。

婦人服を買うわけにもいかず……とレジ横を見てみると素敵な商品が置いてありました。

 

ということで今回購入してきたのはこちら。

 

 

レインボーアクリルたわし。

 

 

閖上地区で被災した人たちが作られた商品だそうです。

アクリルたわしは洗剤を使わずとも食器などが洗えるという商品で、エコな人たちには根強い人気がありますよね。

 

 

しかもレインボー柄でかわいい。

 

 

娘も興味津々、「何これ?」といった感じですけど。

 

 

このアクリルたわし、水をつけなければホコリをとったりすることも出来ます。

パソコンのモニターを軽くごしごし。

 

そして、水をつければ洗剤要らずで食器も洗えます。

 

 

油が付着したものも洗剤なしで水だけで洗える優れもの。

早速初日から大活躍でした。

 

閖上で営業を再開したせとや、すぐ近くに商業施設もあるので寄りやすいですよね、また伺わせていただきます。

 

せとや 宮城県名取市閖上1-8